わたしは分断を許さない|MOVIE WALKER PRESS
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わたしは分断を許さない

2020年3月7日公開,105分
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フリージャーナリストの堀潤が、国内外の様々な社会課題の現場で深まる“分断”の真相に迫るドキュメンタリー。デモ活動で戦う香港の若者や、福島第一原発事故により避難を強いられた住民、日本に保護を求めてきたクルド人難民など、人々の生の声を取材する。監督・脚本・編集・ナレーションは、「変身 Metamorphosis」の堀潤。

予告編・関連動画

わたしは分断を許さない

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

2019年3月からデモ活動が行われている香港。デモ活動の最前線を取材し、ごく普通の若者たちが戦う理由について、生の声を聞く。東日本大震災による福島第一原子力発電所のメルトダウン事故のために、計画的避難区域に指定された区域内の住民たち。事故を起こした東京電力は、避難指示の対象となった市民に対して賠償金を支払ったが……。国連によって採択された難民条約に加入している日本政府。1982年の難民認定制度導入以来、2018年までに7万人以上の難民申請者が日本に保護を求めてきたが、難民として確認したのはわずか1%程度の750人。クルド人難民チョラク・メメットさん家族を取材し、悲痛な求めに耳を傾ける。福島第一原発の事故後、茨城県水戸市から沖縄に移住した久保田美奈穂さんは、そこで辺野古への新基地移設反対運動に出会った。在沖縄米軍海兵隊の広報官や元沖縄県知事大田昌秀氏のインタビューも通じて、基地が生む“分断”に迫る。2000年代初頭から、中国政府によるカンボジア政府への政府開発援助の金額が増え続けている。大型のインフラや重要な施設が中国政府の資金援助によって建設され、その影響力は増大している。一方、急激に増えた中国人労働者同士のトラブルや、都市と地方の格差拡大でうまれた歪みは、カンボジアに大きな影を落としている。キリスト教、イスラム教、ユダヤ教の聖地エルサレムを有するパレスチナは、ヨルダンと国境を接するヨルダン川西岸自治区と、地中海とエジプトに接するガザ地区からなる自治区であり、独立国家ではない。イスラエル軍に包囲されるガザ地区は物資も人の行き来も厳しく制限されている。2008年以降はしばしばイスラエル軍の激しい空爆で多くの一般市民が犠牲になっているほか、多くの難民たちが困難な生活を強いられている。日本との関係が緊迫する朝鮮民主主義人民共和国。学生同士が交流する日朝大学生交流会の様子を通じて、“分断の手当て”の可能性を探る。

作品データ

映倫区分
G
配給
太秦
上映時間
105分

[c]8bitNews [c]キネマ旬報社

映画レビュー

2.0
  • regency

    2
    2020/2/7

    フリージャーナリストの堀潤が、東日本大震災後の福島をはじめとする、シリア、パレスチナ、朝鮮半島、香港、沖縄など、国内外の様々な社会課題の現場で生まれた「分断」をテーマに取材。
    一番大きいのは、堀自らカメラを持ち現地取材を敢行している点で、単にスタジオ席にふんぞり返って偉ぶるだけのキャスター(アンカーマン)やコメンテーターと違う。
    「分断」の理由は多々あれど、突き詰めていけば人同士のコミュニケーション齟齬、いわゆるディスコミュニケーションが大きいのではと思わせる。
    劇中で安田純平が語る、日本国民が他国事情に関心を示さない見解が痛いところを突く。これも一つの「分断」なのかも。
    シリア内紛は『プライベート・ウォー』、難民問題は『ヒューマン・フロー 大地漂流』などと併せて観ると、事の起こりがより理解できると思う。

    元々NHK出身だけあってか、構成が『NHKドキュメント』を思わせる作りで、映画というよりテレビ番組を観ている感覚になる。でも扱っているテーマ的に、今のテレビメディアでは取り上げにくい。
    映画という“表現の自由”を使い、堀は「分断」を埋めようと試みる。

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