田中裕子
現在の桃子さん(75歳)
第158回芥川賞と第54回文藝賞をW受賞した若竹千佐子の同名ベストセラーを、『キツツキと雨』の沖田修一監督が映画化した人間ドラマ。夫に先立たれた75歳の桃子さんが、不安や寂しさを受け入れることで、孤独な毎日をにぎやかに変えていく。現在の桃子さんを田中裕子が、20歳から34歳の桃子さんを蒼井優が演じ二人一役に挑むほか、濱田岳、青木崇高、宮藤官九郎がそれぞれ桃子さんの“心の声”に扮する。
※結末の記載を含むものもあります。
1964年に故郷を飛び出し、上京して55年。同じ方言を話す周造と結婚し、二人の子どもを育て上げるが、突然夫に先立たれ、桃子さんは一人孤独な日々を送ることに。図書館で本を借り、病院へ行き、46億年の歴史ノートを作る毎日。そんなある日、なんと桃子さんの“心の声=寂しさたち”が、音楽に乗せて内から外へと湧き上がってきた。心の声たちとのにぎやかなやりとりは、やがて桃子さんの生活に変化をもたらしていく。
現在の桃子さん(75歳)
昭和の桃子さん(20歳~34歳)
周造 (桃子さんの夫)
寂しさ1(桃子さんの心の声)
寂しさ2 (桃子さんの心の声)
寂しさ3 (桃子さんの心の声)
監督、脚本
原作
音楽
主題歌
エグゼクティブ・プロデューサー
エグゼクティブ・プロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
共同プロデューサー
ラインプロデューサー
撮影
照明
美術
録音
編集
助監督
装飾
衣裳
ヘアメイク
ヘアメイク
音響効果
スクリプター
VFXスーパーバイザー
アニメーション
フードスタイリスト
音楽プロデューサー
宣伝プロデューサー
プロダクション統括
夫に先立たれ、独りで暮らす老齢の主人公が老いる事の寂しさや虚しさを日常を通して淡々と描いた作品。孫と過す事の楽しさが表情に現れているものの、アクティブシニアと言われる人々の行き方とは凡そイメージが異なる。後悔したり昔を懐かしんだりしても時間は戻らない。もっと未来に目を向けて人生を思いっきり楽しんでいきたい。
意外な始まり方。 老いの孤独と悲しさ&人生の流れを、面白い形で非常に上手く表現した作品。 いつか私もあ〜なってしまうんだろうなあと感じながら鑑賞していた。離れて暮らしているとはいえ、まだ桃子さんには、子供達や孫がいるから恵まれてはいるなあと思った。 私的には、山路(山林)を歩いている時に、桃子さんの妄想が始まり、その妄想の世界で、若かりし頃の周造が老いた桃子さんの手を取り、周造と桃子さんが仲良く手を繋いで歩いて行くシーンが一番好きかな。