ハノーバー・ストリート:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ハノーバー・ストリート
ハノーバー・ストリート
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ハノーバー・ストリート

1979年10月6日公開、105分、恋愛
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1943年、戦火のロンドンを舞台に、ふと知り合った男と女の宿命的な愛を描く。製作はポール・N・ラザルス三世、監督・脚本は「カプリコン・1」のピーター・ハイアムズ、撮影はデイビッド・ワトキン、音楽はジョン・バリー、編集はジェームズ・ミッチェル、製作デザインはフィリップ・ハリソンが各々担当。出演はハリソン・フォード、レスリー・アン・ダウン、クリストファー・プラマー、アレク・マッコーワン、リチャド・マシュール、マイケル・サックス、パッツィー・ケンジットなど。

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ストーリー

1943年のロンドン。戦況は緊迫し、街は灰色一色に包まれていた。その中の唯一の色どりをみせる赤い2階だてのバスに、行列を押しのけて乗ろうとする女がいた。バロラン中尉(ハリソン・フォード)はそんな彼女を押しやると、バスの後部にしがみついた。女はしゃがみ込み、「赤ちゃんが…」と言って顔をゆがめた。ところが、あわてて飛び降りたハロラン中尉に向かって女は笑ってみせた。彼は悲しげな笑いを残すと、片足を引きずりながら歩み去った。女は、ハッとし、自責の念で青ざめた顔であやまるが、そんな彼女の前で、今度はハロランが元気よく飛び上がる。これが、ハロランとマーガレット・セリンジャー(レスリー・アン・ダウン)の宿命的な出会いだった。コーヒーを誘ったハロランに「紅茶なら」といたずらっぽく答えたマーガレットを見て、彼はその美しさに息を呑む。木曜日に会ってくれと願うハロランに、悲しげな表情で名前も告げずに去ろうとしたが、彼女の左手の薬指に光る指輪を見て、全てがわかった。彼女は「もう遅いわ」と叫ぶと、雑踏の中に消えた。ルノアンの北々東にある敵軍貯蔵庫攻撃の旅から帰ったハロランは次の木曜日、ハノーバー・ストリートの約束の場所に向かった。数時間が過ぎ、あきらめて立ち去ろうとするハロランの前にマーガレットが現われた。2人は言葉なしに郊外の静かなホテルに落ち着くと、激しく抱擁し合った。マーガレットの脳裏を、やさしい夫とかわいい娘の姿がよぎったが、ハロランとの逢い引きをやめることは出来なかった。寛容な夫ポール(クリストファー・ブラマー)は、そんな妻の変化をすぐに感じとるが、何も言わず、ひたすらやさしく振舞っていた。そんなある日、ポールは、危険にもドイツ軍の本部に乗り込み、金庫から重要書類を盗むという特殊任務を遂行するため、妻に内緒で旅立った。そして、彼をドイツ軍領内に飛行機で送りこむことになったのは、皮肉にも、ハロランであった。もちろん、2人はお互いを知らなかったが、ドイツ軍に攻撃されて飛行機が炎上した後は思ってもみない助け合いでドイツ軍本部に乗り込むことになってしまった。秘密金庫から重要書類を盗み出すことに成功したが、執拗なドイツ軍の追跡をうけ、2人は死に直面していた。そんな時、この女のために自分は生きたいといってポールがロケットの写真をハロランに見せた。妻だというその女の写真が、自分の最も愛するマーガレットであることを知ったハロランは、その時、悲しみと同時に、1つの決意をする。ドイツ軍の追跡は続き、容赦なく2人に砲火を浴びせた。その集中砲火がポールを射ち抜き、つり橋が2つに引き裂かれた時、落ちる寸前のポールをハロランが必死で助けた。その頃、ハノーバーでは、マーガレットが何も言わずに旅立った夫の安否を気遣いながら、恋人ハロランを待ち暮らしていた。夫が収容された病院でハロランとすれ違ったマーガレットは、夫を助けてくれたことを感謝し、彼に愛していることを告げた。短い会話の後、マーガレットは夫のいる病室に行き、ハロランは、そのまま外に向かい、思い出のハノーバー・ストリートを横ぎろうとしていた。

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作品データ

原題
Hanover Street
製作年
1979年
製作国
アメリカ
配給
コロムビア映画
初公開日
1979年10月6日
上映時間
105分
製作会社
ポール・N・ラザルス・プロ作品
ジャンル
恋愛


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