フー・ゴー
チョウ・ザーノン
ベルリン国際映画祭金熊賞・銀熊賞(男優賞)受賞作「薄氷の殺人」のディアオ・イーナン監督によるサスペンス。誤って警官を射殺したチョウは、懸けられた報奨金を妻子に残そうと画策。妻の代理として来た娼婦アイアイと行動する彼を警察や窃盗団が追い……。孤独なアウトサイダー、チョウを「1911」のフー・ゴーが、水辺の娼婦・水浴嬢のアイアイを「薄氷の殺人」のグイ・ルンメイが演じ、中国アンダーグランドの犯罪や社会の底辺で生きる人間たちの現実を描く。第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品。
※結末の記載を含むものもあります。
2012年、中国南部。鵞鳥湖の周辺一帯は再開発から取り残されており、ギャングたちが縄張り争いを繰り広げていた。刑務所から出所後に古巣であるバイク窃盗団に戻ったチョウ(フー・ゴー)は、対立する猫目・猫耳兄弟たちとのトラブルに巻き込まれ、逃走。誤って警官を射殺してしまい、たちまち全国指名手配され、追い詰められてしまう。自分に懸けられた報奨金 30 万元を妻と幼い息子に残そうと画策する彼の前に、妻の代理としてアイアイ(グイ・ルンメイ)という見知らぬ女がやってくる。彼女は寂れたリゾート地の鵞鳥湖で水浴嬢、すなわち水辺の娼婦をしていた。アイアイと行動を共にするチョウは、警察や報奨金の強奪を狙う窃盗団に行く手を阻まれ、袋小路に迷い込んでいく……。
監督、脚本
製作
製作
製作
撮影
照明
美術、衣装
編集
編集
衣装
音楽
中国地方都市のギャングの内部抗争。
全体の雰囲気は中国のフィルムノワールという触れ込みどおりでその点では期待にそぐわなかった。
だが抗争の起点はものすごく些細なトラブル。
そこから無意味にエスカレートして死体の数を競うような話になる。
つまらなくはない。
つまらなくはないけれど、自分の心持ちがすさんでいき、うんざりした気持ちになるのを楽しめるかどうか。
それもこの手の映画の一つの特徴で、欠点ではないと思うが、それを強烈に求める人は多くないだろう。
悪くないですよ。悪くないけど多少は覚悟してというか、あまり期待せずに見に行くといいと思う。
ベルリン国際映画祭で高評価を得たとのことで、ほんの少しだけ期待して鑑賞してきました。
前評判のとおり映像は凝っていて、殆どが夜のシーンということを活かした映像美に魅了されました、
しかし、ストーリーはどこかで観たような「え、こんなもん」と言いたくなるような感じで、なんだか鑑賞後はもやもや感が残りました。
個人的にセリフ(説明)の少ない映画は苦手なようです・・・