ハレムの貴婦人:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ハレムの貴婦人
ハレムの貴婦人
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ハレムの貴婦人

1926年公開
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ジェームズ・エルローイ・フレツカー氏作の舞台劇「ハツサン」を映画化したものでジェームズ・テイー・オドノホウ氏が脚色し、「漂泊い人」「スエズの東」等と同じくラウール・ウオルシュ氏が監督した。主演俳優も「漂泊い人」に共演したアーネスト・トーレンス氏、グレタ・ニッセン嬢、ウィリアム・コリアー・ジュニア氏等の顔合わせで、ウイズ・ファゼンダ嬢、アンドレ・ド・ベランジェ氏、上山草人氏、ブランドン・ハースト氏、チェスター・コンクリン氏、スニッツ・エドワーズ氏が助演している。

ストーリー

東方コラサンの町は美しい都だったが横暴な貪欲なサルタンの苛税と残虐とに苦しんでいた。ただ菓子屋のハッサンだけがサルタンの誅求を冷眼視して静かに暮らしていた。ペルヴアネエの行方を訪ねてこの町に来たのに逢い親切に世話をした。ペルヴアネエはサルタンの兵士が彼女の父親が税金を払えないので連れて行ったのであった。ラフイとハッサンとはペルヴアネエが奴隷市場で競売されようとしているところに行き会わせた。ラフイは沢山の金を持っていたので彼女を買うことが出来た。しかもサルタンの宦官の頭は官権を乱用して彼女を宮殿に拉致した。その折りラフイは護身の短剣をひそかに恋人に渡すのを忘れなかった。ところがその短剣は血潮に染められてラフイの許に返された。ラフイはペルヴアネエが死んだものと信じて暴君に復讐することを誓った。彼は多くの人々を集めて徒党を組みサルタンの部下の役人たちや兵士たちを脅かし始めた。サルタンもさるもの不穏の気勢があると聞き知って自ら変装してラフイの徒党の秘密集会の席にまぎれ込み、ラフイがその棟梁であることを確かめた。そして宮殿に戻るとペルヴアネエから出した救いを求むる手紙と見せて偽手紙をラフイの許に送り彼を宮殿におびき寄せた。サルタンの罠にかかったラフイは縛しめの身となり恋人ペルヴアネエ諸共残忍極まる死刑を受けることになり、サルタンは大宴会を催して死刑を眺める手筈を定めた。かくと知ったハッサンはひそかにラフイの徒党を集めて宮殿が饗宴の準備のために防備が手薄なのに乗じて乱入した。剣戟乱闘の中にサルタンは殺されその兵士達は潰滅した。ハッサンは衆望をいれてサルタンの位に就きラフイはペルヴアネエと結婚することが出来た。

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作品データ

原題
The Lady of the Harem
製作年
1926年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1926年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社