無聲(むせい):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
無聲(むせい)
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無聲(むせい)

2022年1月14日公開、104分、社会派/青春
PG-12
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台湾で実際に起きた事件を基にしたコー・チェンニエン監督による長編デビュー作。ろう学校に転校してきた少年チャン。同級生のベイベイとすぐに打ち解けたチャンだったが、スクールバスである“ゲーム”を目撃する。それは、残酷な現実の序章に過ぎなかった。ベイベイを演じたチェン・イェンフェイは長編映画初出演にして、第57回金馬奨 最優秀新人俳優賞、2021年台北映画祭 最優秀新人俳優賞を受賞した。

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ストーリー

普通学校から台湾南部のろう学校に転校してきたチャン・チェン(リウ・ツーチュアン)。同級生のヤオ・ベイベイ(チェン・イェンフェイ)と他愛もない話ですぐに打ち解けたチャンは、新生活に胸を膨らませていた。だがある日、チャンはベイベイがスクールバスで複数の男子生徒から性暴力を受けている現場に遭遇。信じられないことに、その後もベイベイは生徒たちと何事もなかったかのように遊んでいるのであった。そんな現実に困惑し、皆と距離を置いて行動するチャン。やがて彼の異変に気付いたワン先生(リウ・グァンティン)に、チャンは真実を打ち明け、ベイベイを助けてほしいと懇願する。ところがベイベイは、友達を裏切りたくないと頑なに話をしたがらない。それは、周りの大人たちが変わらなければどうすることも出来ないことを理解していたからであった。これまで何度も助けを求めながら、ベイベイが一人で抱えきれないほどの苦しみを背負い込んできたことを知ったチャンとワン先生。2人は何があっても彼女を守らなければならないと決意を固めるのだった。早速、校長(ヤン・グイメイ)にベイベイの被害を訴えるが、まともに取り合ってくれない。そんななか、過去にも同様の事件があったに違いないと悟ったワン先生は、生徒たちから聞き取り調査を開始。その結果、性暴力・セクシャルハラスメント被害の件数は127件にものぼった。主犯格とされるホー・ユングアン(キム・ヒョンビン)に話を聞くが、「俺は何もしていない」と加害者であることを認めない。やがてマスコミが学校の実態を取り上げるが、学校は事件の真相を隠蔽。一方、チャンとワン先生は、事件解決のため奔走するのだが……。

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作品データ

原題
無聲
映倫区分
PG-12
製作年
2020年
製作国
台湾
配給
ライツキューブ(配給協力:渋谷プロダクション)
初公開日
2022年1月14日
上映時間
104分
製作会社
Redbit Pictures
ジャンル
社会派青春


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