
スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち
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評価・レビュー3.5
ハリウッドで活躍するスタントウーマンたちの素顔に迫るドキュメンタリー。映画史に残るアクションシーンを演じてきたスタントウーマンたちの証言を紡ぎ、日々の鍛錬の様子や彼女たちの歴史を通して、最前線で活躍するプロフェッショナルたちの姿を映し出す。製作総指揮、ナビゲーターは、「ワイルド・スピード」シリーズのミシェル・ロドリゲス。
ストーリー
※結末の記載を含むものもあります。
ハリウッドではCG技術の発達と共に迫力ある映像に満ちた映画が作られているが、CGでは表現できないアクションシーンをより緻密に表現するため、今でもスタントパフォーマーたちが活躍している。昨今の映画産業の中で、スタントパフォーマーの存在はこれまで以上に重要視されるようになり、アカデミー賞におけるスタント部門の設立などの声も上がっている。しかしハリウッドでは、1960年代からスタントウーマンが活躍し、男性中心の世界で彼女たちの地位や権利を守るために戦ってきた歴史があった。本作は、「トゥルーライズ」「ワイルド・スピード」「マトリックスリローデッド」をはじめとする、映画史に残るアクションシーンを演じてきたスタントウーマンたちの証言を紡いでいく。いかにして彼女たちは、息を呑むような名シーンの数々を作り上げてきたのか。スタントウーマンの日々の鍛錬の様子や彼女たちの歴史を通して、ハリウッド映画の最前線で活躍するプロフェッショナルたちの姿を映し出す。「ワイルド・スピード」シリーズなど数々のアクション映画に出演してきたミシェル・ロドリゲスが製作総指揮を務め、また作品のナビゲーターとして、スタントウーマンたちの素顔に迫る。
スタッフ
ミシェル・ロドリゲス
製作総指揮、ナビゲーター
エイプリル・ライト
監督
ステファニー・オースティン
製作
マイケル・グラスコフ
製作
マリオン・ローゼンバーグ
製作
ネル・スコーフェル
脚本
スヴェトラーナ・スヴェトゥコ
撮影
アレックス・ハミルトン
製作総指揮
ジェイ・ストロメン
製作総指揮
ラリー・ニアリー
製作総指揮
ロバート・ヒックマン
製作総指揮
リンウッド・スピンクス
製作総指揮
ライアン・ベリー
製作総指揮
ジェームズ・アンドリュー・フェルツ
製作総指揮
ジョナサン・P・ショウ
編集
ボニー・グリーンバーグ
音楽プロデューサー
ノラ・クロール=ローゼンバウム
音楽
岡田壯平
日本語字幕
作品データ
- 原題
- STUNTWOMEN THE UNTTOLD HOLLYWOOD STORY
- 映倫区分
- G
- 製作年
- 2020年
- 製作国
- アメリカ
- 配給
- イオンエンターテイメント(配給協力:REGENTS)
- 上映時間
- 84分
[c]キネマ旬報社
映画レビュー
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ガット
4.52ヶ月前予想以上に面白かったです。 映画が好きだと思っている方は絶対観るべきです。 公開前から観たかったけど、当初は公開映画館が極端に少なくて、観に行くチャンスが有る心配でしたが、前評判が良かったのか、コロナの影響で上映延期が続き上映作品が無くなってきたのか、急に上映館が増えて行きつけのシネコンでも上映が始まりラッキーでした。 ただ、こちらもコロナの影響か、それとも作品認知度が低いのか(テレビは勿論、宣伝とかも全然無かっったから)、ドキメンタリー作品だからなのか、鑑賞当日は貸切状態でした。 先に言っておくとすれば、不満でも残念ポイントでもないのですが、もう少しだけ上映時間長くなっても、最近の作品のスタントの舞台裏シーンを入れても良かったかなとは思いました。そうすれだ、若い層も含めた食い付きは良かったのかとは思われるのですが、作品の主旨からは少しズレるのかな。 それに契約問題とかも有るのかな?結構、作品や俳優によっては、ノースタントを宣伝文句にしている場合があるから、「実はスタントウーマンです」とは言えないのかも、あくまで想像ですが。 で、作品感想ですが、単に映画の裏側、スタントウーマンの活躍とか「スタントウーマン凄いだろ!」言った単純なドキメンタリーじゃなく、スタントウーマンのパイオニアやレジェンドの話を中心に、まさに今も問題になっている映画社会の男女や人種、その他の諸々の差別を、声高に批判や主張するでもなく、彼女達の生き方や活躍、彼女達の生の会話で語られ、見せてくれます。 ただ、「私達は頑張った、闘ったぞ」ではなく、好きだから、良い仕事、良いアクションをしたいから、との姿に最後には彼女達に感動をおぼえます。 実は今のアクション映画は素晴らしいスタントウーマンに支えられているのです。 映画が好きには勿論ですが、彼女達の姿は映画の世界だけの話ではなく、誰もが感動する姿なので、普段はアクション映画は観ないような彼女の手を引いて観に来て欲しいと思います。 あと、今回ほど字幕を読んでいると、肝心の彼女達のスタントシーンが確り観れない事に我ながら英語せめて聞取たらなと思った次第でした。 会話も素敵だったから、シーンだけに集中も出来ないしで困りました。 最後に、劇場の帰り道、思った事は、ヤッパリ日本の映画界はどうなんだろうってこと。 彼女達を見ていると、「そりゃぁ、面白い映画撮れるよなっ」との思い。 スターが凄いのではなく、土台が凄いのよ。 勿論、予算が違うのだけど、その前に何かが違うのよ、今の日本映画。 現場は頑張ってると思います。 映画を観る私達も含めて、「もう一度、日本の映画考えないとな」と、彼女達を見ていて思った次第です。
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