
樫本琳花
港つぐみ
「モラトリアム」「そこにあるもの」の澤佳一郎が児童虐待をテーマに描く最新作。家庭環境を失ったこどもを、里親や児童養護施設職員などの経験者が家庭に迎え入れる「家庭養育」。そのファミリーホームで過ごす少女たちが懸命に生きる姿を映し出していく。『Seventeen』の元専属モデルの樫本琳花、「スペシャルアクターズ」でカルト教団の教祖役を演じた淡梨、「カメラを止めるな!」のしゅはまはるみなどが出演。映画の構想は出演俳優たちや監督自身の家庭内での逸話から膨らみ、彼らのこれまでの人生や未来への願いが込められた内容となった。
※結末の記載を含むものもあります。
幼少の頃に父から性的虐待を受けたつぐみ、アルコール中毒の父を持つ多恵、養育放棄をする母から保護された莉子。彼らはその苦しみやトラウマを背負いながらファミリーホームで過ごしている。ある日つぐみは賢治という青年に出会い惹かれていくのだが……。
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