黄インイク
監督、プロデューサー、編集
台湾出身で沖縄を拠点に活動する黄インイクが、7年を費やし、西表島で独り暮らしする台湾出身の高齢女性の姿に迫ったドキュメンタリー。10歳の時、父と共に台湾から西表島に渡った橋間良子。人生のほとんどをここで過ごしてきた彼女は今、何を思うのか。黄の前作「海の彼方」に続き、植民地時代の台湾から八重山諸島に移住した越境者たちとその現在を横断的に描く「狂山之海」シリーズ第二弾。
※結末の記載を含むものもあります。
熱帯林に囲まれ、“秘境”と呼ばれる西表島。島には、巨大な炭鉱が人知れず眠っていた。廃坑を無秩序に覆う緑、そこを住処とするイノシシの群れ、そして廃坑を見つめる90歳の老女、橋間良子。10歳で父に連れられ、台湾からこの島に渡り、人生のほとんどをここで過ごした彼女は、たった一人で誰もいない家を守る。眠れない夜には、島を出て音信不通になった子どもや炭鉱の暗い過去、父への問いかけなど、忘れたくても捨てられない記憶たちが彼女を襲う。希望、怒り、不安、そして後悔……。人生最期に放つ彼女の静かな輝きが、この一作に凝縮される。
監督、プロデューサー、編集
共同プロデューサー
共同プロデューサー
共同プロデューサー
撮影、カラーグレーディング
編集
編集
音楽
音響効果
音響効果
音響効果
カラーグレーディング
[c]2021 Moolin Films, Ltd. & Moolin Production, Co., Ltd. [c]キネマ旬報社
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