暴露新聞:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
暴露新聞
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1932年公開
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エミル・ゴーヴロー執筆の小説から「大飛行船」のラルフ・グレイヴスが改作し、ロバート・キースが脚色し「楽園の大河」「蹴球大学」のラッセル・マックが監督にあたり、「新聞街の殺人」「魔人ドラキュラ」のカール・フロイントが撮影した映画で、主なる出演者は「氷原の彼方」「ボルネオの東」のチャールズ・ビックフォード、「リリオム」」「ボルネオの東」のローズ・ホバート、「彼女の名誉」のバット・オブライエン、クローディア・デル、J・ファーレル・マクドナルド、ハリー・ベレスフォードなどである。

ストーリー

ボストン新聞の編集長ジェリイ・ストロングはジャーナリズムの上から戦慄的な煽情主義を好み、いつもその方針ですすんでいた。だがある殺人事件の起こった時、彼と意見を異にする経営主と論争し遂に辞職するのやむなきに至った。そこでストロングは手下のワッデルを引連れニューヨークへ赴き、そこのコメット新聞に編集長として就任した。彼は入社の際、同社経営主に煽情主義を以て発行部数を二倍にすると誓った。その一着手としてある美人投票の不正を暴露して読者を釣ろうとした。この不正投票というのはジェリイが殊更ら仕組んだ狂言だったが手先につかっていたドロシーという女が裏切ったためジェリーは彼女を脅迫し、反って拘引されて了つた。彼の妻クレヤーはこれを心配し放免された良人を種々かき口説いて心を翻えさせようとしたが少しの効力もなかった。アフナーという飛行士が大西洋横断を企てているのを知ったジェリイは第二の手段としてこれを後援し部下のワッデルを同乗させることにした。だが飽くまでもセンセーショナルな記事を求める彼はこれを平凡な飛行にしては面白くないと思い、出発前秘かに給油器の一部を傷け、故意に難航させようと計った。間もなく横断機は壯途に上ったが、大洋の真ただ中へ出たころ果して給油器は故障を起しはじめた。刻々状況を報告していたワッデルもこの時ようやく身が危険に晒されていることを気づき、これがジェリイの悪辣から出ていることを感づいた。搭乗者は海中へ飛び込んだ。しかしこのお陰でコメット紙は大変な売行だった。ジェリイはこの手柄によって莫大な金を貰った。しかしそれを手にした彼が喜んで帰宅すると妻のクレヤーは荷造りをしていた。彼は妻が自分の遺り口に愛想をつかして去るのだということを知った。この意外な出来事は彼の良心を呼び覚ました。それ以来ジェリイは生まれ変わった男になった。

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作品データ

原題
Scandal for Sale
製作年
1932年
製作国
アメリカ
配給
ユニヴァーサル
初公開日
1932年


[c]キネマ旬報社