偉人リンコルン:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
偉人リンコルン
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偉人リンコルン

1924年公開、伝記
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ロケット兄弟が独立製作した映画で、フランセス・マリオン女子が伝記を基として書き下ろした台本により「妖婦馴らし」「父を呼ぶ声」等と同じくフィリップ・E・ローゼン氏がかんとくしたものである。主役リンカーンには無名の素人たるジョージ・エー・ビリングス氏が選ばれ扮し、「悪魔の花園」「恩愛のむち」等出演のルース・クリフォード嬢を始め、ルイズ・ファゼンダ嬢、パット・ファアディガン氏、オティス・ファアラン氏、ネル・クレイグ嬢等が共演している。因みにこの映画はフォトプレイ誌、1924年度最優秀映画として金碑を得たものである。

ストーリー

1809年2月12日吹雪が荒れ狂う最中ケンタッキー州ロック・スプリングの一軒家でアブラハム・リンコルンは生まれいでた。彼が生まれ故郷の森林地帯で過ごした幼年時代は後年の偉業を成就せむべき基礎を作した。当時は賛書を女子又は病弱の男なす術として軽視されたが、アブラハムは頑固な父の目を盗んで書を書いた。彼は村道が誘う魚釣りすら生物を憐憐憫心から避けた。この精神こそやがて後年の奴隷解放に至るものであった。かくて彼は小作人となり鉄道工夫となて働くとともに熱心に勉学した。彼は1831年の春ニユウサレヴで知り合った処女アンに初恋をしたが薄明な彼女は清い想い出を残して夭折した。彼は故意を失って後はひたすら刻苦精勤して時を待った。彼が政治的生涯をニユウサレムに於いてイリノイス州会議員の候補者としてった時に始まった。そして波瀾にとんだ彼の政治的経歴は幾多の曲折を経て、遂に1860年合衆国大統領となるや、彼の宿願たる奴隷解放運動に着手した。その運動に反対した南部諸州は独立を宣言し北部諸州と戦端と開いた。かくて前後5年にわたる南北戦争が起こったが、1865年遂に南軍は降伏し、彼の素志たる奴隷解放は実現された。しかし彼の真意と人道的精神とに参じ得なかった。愚昧漢ジョン・ウイルクスブースのために、アブラハム・リンコルンは感激の夜に暗殺された。

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作品データ

原題
Abraham Linclon
製作年
1924年
製作国
アメリカ
配給
ファースト・ナショナル支社
初公開日
1924年
製作会社
ファースト・ナショナル映画
ジャンル
伝記


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