親愛なる君へ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
親愛なる君へ
親愛なる君へ
3.5

親愛なる君へ

2021年7月23日公開、106分、R18
R18+
177
25
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ヴェネチア国際映画祭で評価された「一年之初」や「ヤンヤン」などで、人と人のつながりやアイデンティティを描いてきたチェン・ヨウジエ監督の台湾アカデミー賞3部門受賞作。ある老婦とその孫、間借り人ジェンイーの血の繋がりを越えた家族の絆を描く。ただの間借り人のはずだったジエンイーが、病気を患う老婦シウユーと幼い孫の面倒を見るのは、今は亡き同性パートナーの家族だから。ジェンイーはこの暮らしが自分の人生において愛する人が生き続ける唯一の方法だと感じていた。だがある日、シウユーが急死したことにより、その死因をめぐってジエンイーは不審の目を向けられるようになる。警察の捜査によって不利な証拠が次々に見つかり、ジェンイーはついに罪を認めてしまう。だが、それはすべて、愛する“家族”を守りたい一心からだった。主演は「一年之初」でも、ヨウジエ監督とタッグを組んだモー・ズーイー。第57回台湾アカデミー賞(金馬奨)や、第22回台北映画奨、で最優秀主演男優賞を受賞。また、老婦の名演が光った“国民のおばあちゃん”の別名を持つチェン・シューファンは、第57回台湾アカデミー賞で最優秀助演女優賞を獲得した。緻密で繊細なストーリーラインで愛の極限を描き、ミステリアスで重厚なサスペンスの展開を匂わせながら、真実が徐々に解き明かされるにつれて、温かな情感があふれ出す。

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ストーリー

老婦シウユーの介護と、その孫のヨウユーの面倒を一人で見る青年・ジエンイー。血のつながりもなく、ただの間借り人のはずのジエンイーがそこまで尽くすのは、ふたりが今は亡き同性パートナーの家族だからだ。彼が暮らした家で生活し、彼が愛した家族を愛することは、ジエンイーにとって彼を想い続け、そして彼への何よりの弔いになると感じていた。しかし、ある日、シウユーが急死してしまう。病気の療養中だったとはいえ、その死因を巡り、ジエンイーは周囲から不審の目で見られるようになる。警察の捜査によって不利な証拠が次々に見つかり、ついには裁判にかけられてしまう。だが、弁解は一切せずに、なすがままに罪を受け入れようとするジエンイー。それはすべて、愛する“家族”を守るためだった。

予告編・関連動画

親愛なる君へ

予告編

2021/6/25(金)更新

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作品データ

原題
Dear Tenant
映倫区分
R18+
製作年
2020年
製作国
台湾
配給
エスピーオー=フィルモット
初公開日
2021年7月23日
上映時間
106分
製作会社
一期一會影像製作有限公司
ジャンル
R18

[c]2020 FiLMOSA Production All rights
[c]キネマ旬報社