東への道(1935):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
東への道(1935)
東への道(1935)
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東への道(1935)

1935年公開
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D・W・グリフィスのかつての名作のトーキー化で、「心の緑野」「水曜日の恋」のヘンリー・キングが監督し「模倣に人生」「曲芸団」のロチェル・ハドソンと舞台から来た新人ヘンリー・フォンダが主演した。ロティー・ブレーア・パーカー作の戯曲を「孤児ダビド物語」のハワード・エスタブルックと「模倣の人生」のウィリアム・ハールバットが協力して脚色している。キャメラは「キャラバン」「歓呼の嵐」のアーネスト・パーマー担任。助演者は「やりくり宝船」のスリム・サマーヴィル、新顔のエドワード・トレヴァー、「舗道の雨」のマーガレット・ハミルトン、アンディ・デヴァイン、「若草物語(1933)」のスプリング・バイントン、「世界は動く」のラッセル・シンプソン、「彼女の家出」のアストリッド・オルウィン等である。

ストーリー

1890年代、物堅いニューイングランド地方のある農村での出来事ー。スクァイア・バートレットは村一番の農場の持ち主で、村一番の堅いクリスチャンだった。このバートレット家へアナ・ムーアという女が頼ってきた。アナの母親がバートレット夫人の学友だったので、女中にでも雇ってくれと言うのだった。彼女はよく働き、主人の手助けとなったばかりでなく、その美貌は主人の一人息子デイヴィッドの若い心を捉えた。デイヴィッドにはケイトという許嫁があり、ボストンからバートレット家へやってきて滞在していたが2人は互いに友情以上のものを感じない。そして隣の農場の地主レノックス・サンダースンとケイトは親密になった。そのサンダースンはアナを騙して子をうませた遊蕩児であった。アナは結婚も出来ず、生まれた赤ん坊には死なれた不幸な女であった。この過去の故に、彼女はデイヴィッドの彼女への純な愛を受ける事が出来ない。バートレット家に働く事の喜びの中で、この事がアナを淋しくさせた。そして、かのレノックスがケイトの財産を目当てに結婚を申し込もうとしているのを、傍観していなければならない事がアナを苦しめるのだった。こうして実りの秋も過ぎ冬が来た。そして春が近づいてきた日、それは、デイヴィッドの誕生日だった。誕生日の祝いには村人達が多数招かれ、池のスケート状で楽しい遊びが続いた。その夜、デイヴィッドはアナに結婚を申し込んだが彼女はただ泣いて拒絶した。同じ夜バートレット夫人はアナの過去を金棒引きの老女に聞かされた。翌日、バートレットは事実を調べに行き吹雪となった夕刻に帰宅した。結婚しないで子を生んだ女、それは厳格なバートレットの眼には悪魔の所行に他ならない。彼はアナとレノックスに出て行けと面罵した。アナは我を忘れて吹雪の中を飛び出した。驚いた人々はデイヴィッドを先頭に彼女を探しに赴いた。折柄河の結氷は割れ始めた。横切ろうとしていたアナは一片の氷塊に身を託して押し流された。それを発見したレノックスとデイヴィッドは救いに奔走した。そしてデイヴィッドの愛の腕はついにアナを救った。レノックスは氷塊と共に河中へ飲まれた。花作春がくるとき、アナはデイヴィッドの新妻となって幸福に微笑むであろう。

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作品データ

原題
Way Down East
製作年
1935年
製作国
アメリカ
初公開日
1935年
製作会社
フォックス映画


[c]キネマ旬報社