秘密の贈物:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
秘密の贈物
秘密の贈物
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秘密の贈物

1920年公開
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舞台で名声を博していたリー・コールマー氏とルドルフ・クリスティアン氏とが映画界に入っての第1回作品で、最近ユ社のスターに昇進したグラディス・ウォルトン嬢が相手役として2役を演じている。「踊子と成りて」「実現への経路」等の監督ハリー・L・フランクリン氏の監督である。

ストーリー

ピーター・ハーリンゲン、ジャン・サクスという2人の青年が移民としてオランダから米国へ渡って来た。船中で2人は伯母を訪ねて行くベルタという少女を恋した。米国へ来てジャンは時計店に雇われ、ピーターは薬種商に使われることになる。2人はベルタと往来していたが、ベルタの伯母が眼病で手術をしなければ盲目になろうという際ジャンはその費用として500ドルを密かに医師に提供した。その結果伯母の眼病は癒えたが、ベルタはピーターが金を出してくれたものと信じ、ピーターの申し出に応じて彼と結婚することになった。ちょうどその時はジャンがベルタに結婚の申し込みをしようとしていた時であったが、これを聞いてジャンは友に恋を譲ったばかりか持ち合わせの金を2人の結婚の費用としてピーターに与えた。歳月流るる如く20年の後。ジャンは今尚場末の一時計師であったに引き換え、ピーターは自ら大薬種店を経営する身であった。2人は昔の通りの仲の良い友達であった。ピーターの妻となったベルタは1人の娘を生むと共に死んだ。その娘ウィニフレッドは母のベルタに生き写しであった。ピーターは一攫千金を夢みていたので必要上金を前借してくれる銀行家の息子シドニーに娘ウィニフレッドを強制的に結婚させようとした。しかし娘はジャンの若き友なるラリーと親しんで行った。恋を失って苦き経験をなめたジャンはウィニフレッドとラリーとに同情し2人を結婚させようとてピーターの罪を身に引き受けることさえもしたので、ピーターもついに我を折って娘の恋を許したのである。

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作品データ

原題
The Secret Gift
製作年
1920年
製作国
アメリカ
配給
ユ社支社
初公開日
1920年
製作会社
ユ社特作映画


[c]キネマ旬報社