プリンス・オブ・シティ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
プリンス・オブ・シティ
プリンス・オブ・シティ
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プリンス・オブ・シティ

1982年2月27日公開
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ニューヨーク市警の腐敗堕落を告発、仲間意識とのジレンマに悩む若手警官を描くドラマ。製作はバート・ハリス、製作指揮はジョイ・プレッソン・アレン。監督は「ウイズ」(79)のシドニー・ルメット。ロバート・デイリーの原作に基づき、アレンとルメットが脚色。撮影はアンジェイ・バートコウィアク、音楽はボール・チハラ、製作デザインはトニー・ウォルトン、編集はジョン・J・フィッツスティーブンスが各々担当。出演はトリート・ウィリアムズ、ジェリー・オーバック、リチャード・フォロンジー、ノーマン・パーカー、ボール・ローブリング、ボブ・バラバン、リンジー・クローズなど。

ストーリー

ニューヨーク市警の麻薬調査班SIUは、犯罪者逮捕のためなら大幅な自由が与えられており、そのため町の王子(プリンス)と呼ばれていた。リーダーはイタリア系のダニー・チエロ(トリート・ウィリアムズ)。仲間のガス・リービー(ジェリー・オーバック)、ジョー・マリナロ(リチャード・フォロンジー)、ビル・メイヨー、ドム・バンド、皆いい奴ばかりだ。一方、ニューヨーク市警内部の腐敗堕落ぶりに業を煮やした地方検事局が調査に乗り出し、検事補カパリーノ(ノーマン・バーカー)がダニーに目をつけた。悩んだ末、ダニーはカパリーノと検察事務所から派遣されてきたブルックス・ペイジ(ポール・ローブリング)に、「協力はするが、仲間を売るようなことはしない」と言明する。そのかわり、ダニーの過去の汚職は不問ということになった。ダニーは無線マイクを身体に隠して汚職警官に接触、次々に証拠となるテープが集まってゆく。だが、その反面では追いつめられた汚職警官が自殺したり、いとこでマフィアの一員であるニックが殺される事件が発生。妻のカーラ(リンジー・クローズ)も、「もう、やめたら」と言い出す。しかし、連邦検察官サンティマッシーノ(ボブ・バラバン)が乗り出し、捜査は拡大してゆくばかり。仲間に自分が内通者だと打ちあけるダニー。仲間も次々に起訴され、分裂してゆく。ダニーも偽証罪で起訴されかかるが、若手検事ビンセンティ(スティーヴ・ウィンウッド)の弁護もあって不起訴に。ダニーは、新米警官の教官となる。最初の授業で彼の名前を聞いた警官が退室するのを、複雑な表情で見送るダニーだった。

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作品データ

原題
Prince of the City
製作年
1981年
製作国
アメリカ
配給
ワーナー映画
初公開日
1982年2月27日
製作会社
オライオン/ワーナー作品


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