放浪の王子(1937):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
放浪の王子(1937)
放浪の王子(1937)
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放浪の王子(1937)

1950年3月14日公開、108分
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「海賊ブラッド」「ロビンフッドの冒険」のエロール・フリンが主演する映画で、マーク・トウェインの物語を映画化した1937年作品。脚本はキャサリン・ゾルム・カッシングとレアード・ドイルが協力して執筆し、監督には「緑の牧場」「Gメン」のウィリアム・ケイリーが当たった。フリンを助けて「愛憎の曲」のクロード・レインズ、ビリイとボビイのモーチ双生児、「黄金(1948)」のバートン・マクレーン、英国映画のエリック・ポートマン、「育ち行く年」のヘンリー・スティーブンソン、「丘の彼方へ」のアラン・ヘール等が出演している。なお音楽は「嵐の青春」「愛憎の曲」のエリック・ウォルフガング・コーンゴールドが作曲している。

ストーリー

1547年、某月某日の夜、ロンドンでは突如、砲声が轟いた。国王ヘンリー八世に世嗣の王子が生れたのである。同じ時刻に盗賊で人殺しで乞食のジョン・キャンティにも息子が生れた。10年後、キャンティの息子トムは父に乞食を強要され、それが嫌さに嵐の一夜、逃げ出し、王宮の庭に忍び入って、ベンチの下で眠った。ヘンリー八世は病重く、王子エドワードを呼びよせる。国王はノーフォーク公を王子の後見人にしようとするが、腹黒いハートフォード伯はそれをさまたげようとする。エドワードは愛犬を追って庭に出ると、近衛の大尉がトムを、打っていた。王子はトムを救い、2人で遊ぶ。2人は衣服を取りかえると、どっちがどっちか分からなくなるくらいよく似ていた。大尉は犬を追っているエドワードをトムと間違え、なぐり付けた上で、宮廷から追い出す。一方トムはエドワード王子と呼ばれ、違うというが、勉強が過ぎて気が変に成ったものと思われて、皆が王子にしてしまう。併しハートフォード伯と大尉だけは乞食少年トムであることを知り、大尉は本物の王子を亡きものにせよと命じられる。エドワードは剣客マイルス・ヘンドンの世話に成り、自分が王子であると主張するが、ヘンドンは信ぜず、信じた振りをする。王の死を聞いたエドワードは王宮へ帰ろうとするが途中で彼をトムと間違えたキャンティに捕まる。エドワードを探しにヘイドンは1軒の宿屋に行き、女給を口説きはじめる。キャンティはエドワードを宿屋に忍び込ませて、盗ませようとするが、失敗し、エドワードはヘンドンに捕えられる。ヘンドンはキャンティを殺すが、エドワードは大尉に連れ去られる。女給に縛めを切ってもらってヘンドンはエドワードを助けに駆け出し、危い処で大尉ほか2名を殺して、エドワードを助ける。一方王宮では、ハートフォード伯はトムを脅迫し、伯を摂政に任命させる。それを遮ろうとしたノーフォーク公は投獄される。かくてイギリス国王の位に乞食の子を即けようとする載冠式が始められる。まさにトムの頭に冠がのせられようとする時、エドワードは駆けつけ、中止を命ずる。どちらが王子か、決めるために国王の印判の所在を知っているのが王子だと云うことになる。エドワードは一同をその隠し場所に導き、ノーフォーク工が摂政と成り、エドワードが即位して、ハートフォード伯とその一味は流刑に処せられる。トムは伯によく抵抗した功績を認められ、宮廷の高官に取立てられる。併し宮廷の逸楽よりは戦を好むヘンドンは、賞美の大金を貰うと、エドワードと別れ、武者修行の旅に上ったのである。

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作品データ

原題
The Prince and the Pauper
製作年
1937年
製作国
アメリカ
配給
セントラル
初公開日
1950年3月14日
上映時間
108分
製作会社
ワーナー・ブラザース映画


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