冒険島:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
冒険島
冒険島
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冒険島

1931年公開
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「インディアン来る」の監督者ヘンリー・マックレエがストオリーを書き、ベイジル・ディッキーが撮影台本に組み立てたものに基づいて、「闇に踊る(1929)」のレイ・テイラーが監督した連続映画でカメラはジョン・ヒックソンが担任。出演者は「親爺は若い」「ルンペンの天国」のルシル・ブラウン、「軍装と腰巾着」のケネス・ハーランの二人で、助演者として「凸凹海軍」のトム・リケッツ、ウォルター・ミラー、ウィリアム・L・ソーン、ビューラー・ハットン、エンディ・デヴァイン、ジョージ・リーガン、エヴェレット・ブラウン等が登場する。

ストーリー

ラヂウムの鉱脈を訪ねて諸国を遍歴していたジェラルド・アダムス教授はアフリカ沿岸の一火山島に辿りついた。この島で彼は瀝青ウラン鉱を発見したので、その所在を紙片に認めた。その時凶猛な喰い人種や猛獣が現れたので教授は急いで海岸にとって返し待たしてあった丸木舟に打ち乗って逃げ延びた。教授の令嬢ポニーは米国にいて父の安否を気づかっていたが、飛報により父が危険に晒らされていることを知って伯父のアンソニー・アダムス博士ととつおいつ思案に暮れていた。倶楽部員の一人でベン・アーノルドという男はかねてより令嬢ポニーに思いをよせていたが、この事件を知って己が持ち船の快走船を提供し、一刻も早くジェラルド・アダムス教授救護の航海に出発するよう提議した。こうした親切そうな行為のかげでひそかにポニーと教授の莫大なる財産を彼は狙っているのだったが、ベン・アーノルドにそんな腹黒い野心があるとも知らぬポニーとアンソニー・アダムス博士とは喜んで彼の言葉に従い快走船上の人となって米国を出帆する。船長というのはドレクトいってアフリカ近海の事情に精通する少壮の船乗りだった。かくして彼等の船が目的地に達したとき、彼等は洋上に一個の丸木舟を発見した。その丸木舟には意外や重傷を負ったジェラルド・アダムス教授がただひとり瀕死の体を横たえていた。そして駆けつけた人々の顔を見るや、心のゆるみがでたものか一つの遺言を残して彼はこの世を去ってしまった。教授の遺言とは何であったか?それは高価なる瀝世ウラン鉱の発見を伝えたもので、教授はそれが所在を示す覚え書きの地図を令嬢ポニーに手渡したのである。胸に一物あるベン・アーノルドなこれを見るや、絶好のチャンス到れりとなし、色と欲とからポニーを手中に収めんと計る。既にこの時ドレイク船長は令嬢と恋仲となっていたが、彼は早くもベン・アーノルドの奸計を見破り、その企みを打ち砕かんと決心する。ここに於いて、図らずも熱帯地アフリカを背景として両者の間に凄まじき闘争が開始されることとなった。財宝の所在を示す問題の地図は正邪いずれの手に帰すであろうか。

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作品データ

原題
Danger Island
製作年
1931年
製作国
アメリカ
配給
大日本ユニヴァーサル社
初公開日
1931年
製作会社
ユニヴァーサル映画


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