僕の脱走記:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
僕の脱走記
僕の脱走記
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僕の脱走記

1936年公開
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「猛獣師の子」「僕は軍人」のジャッキー・クーパーと「男性No.1」のジョセフ・カレイアがサイレント時代に活躍したリン・ティン・ティンの仔たるリン・ティン・ティン・ジュニアと共に主役を演ずる映画で、「春の宵」のエドガー・アレン・ウルフとフローレンス・ライアソンが書き下ろした台本により、「シーコウヤ」のチェスター・M・フランクリンが監督に当たり、「魔の超特急」のレナード・スミスが撮影した。助演は「悪夢」「ある夜の特ダネ」のハーヴェイ・スティーブンス、「彩られし女性」のジーン・ハーショルト、エドワード・ポーレー、ロバート・ウォーウィック等である。

ストーリー

富豪ヴィンセント家の一人息子フレッディは兄弟のように仲良くしている飼犬デュークを父親が嫌い、家から追い出そうとするので、遂に意を決して犬と一緒に家出をしてしまった。その夜田舎道のある給油所に止まったトラックにこっそり忍び込んだが、そのトラックは政府の貨幣輸送車を襲撃するギャングの首領ジョウ・カラーノの運転する車だった。ギャングの隠れ家に連れて行かれたフレッディは、彼等の犯行を目撃したため危うく殺されるところだったが、折りから警官の来襲に会い、カラーノは子分等と別になって、フレッディと犬を連れて山中へ逃げようとした。しかしその時犬はカラーノの弾丸で重傷を負った。狂気のように泣き悲しむフレッディを見て、凶悪なカラーノも可愛想に思って途中獣医の所に寄って犬を治療し、そこの自動車を奪って山中へ逃げ込んだ。兎の肉や野性の木の実を食べながら野に寝起きして、彼等は苦しい逃走の生活を続けていたが、その間にカラーノとフレッディはお互いに肉親にも増した愛情を感じるようになり、デュークの傷も全治して、むしろ楽しい生活が山中で送られていた。一方フレッディの父親は当局のデヴィスン係長と相談し、五万ドルの賞金を懸けてフレッディの捜査に努めたが、これを知ったカラーノの子分達は金に目が眩んで、フレッディを奪おうと二人の隠れた山中へ急いだ。警察隊は直ちにその後を尾行し彼等を一網打尽にしようとしたが、子分等はフレッディをさらって逃走しカラーノだけが逮捕された。カラーノは今は少年に対する愛情を断ち難く、病気を装って病院へ運ばれる途中逃走して子分等の隠れ家に向かった。係長はそれを知っていたが故意に彼のなすままに任せたのであった。カラーノは単身子分等に迫って無事フレッディを奪い帰したが、カラーノは重傷を負いフレッディの腕に抱かれたまま満足気に死んでいった。

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作品データ

原題
Tough Guy
製作年
1936年
製作国
アメリカ
配給
MGM日本支社
初公開日
1936年
製作会社
M・G・M映画


[c]キネマ旬報社