母性(1931):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
母性(1931)
母性(1931)
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母性(1931)

1931年公開
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チャールズ・ノーリス作の小説「種」に基づいて「猫は這い寄る」「飛び入り婿君」のグラディス・レーマンが脚色、台詞を書き、「囁きの小道」「恋人」のジョン・M・スタールが監督し、「嵐に咲く花」「高速度尖端娘」のジャクソン・J・ローズが撮影したものである。主なる出演者は「復活(1931)」「キング・オブ・ジャズ」のジョン・ボールズ、舞台から招へいされたジュヌヴィエーヴ・トバン、「世話女房」「或る男の一生」のロイス・ウィルソンで、助演者は「モンテカルロ」「ハニー」のザス・ピッツ「猫は這い寄る」「マダムX」のレイモンド・ハケット、舞台から来たベティ・デイヴィス「屠殺者(1930)」「令嬢暴力団」のリチャード・タッカー及び子役ディッキー・ムーアの面々。

ストーリー

青年時代には小説家として前途を嘱望されていたバート・カーターは今日ではある出版会社のニューヨークの事務所に勤めている。彼は10年前現在の妻ペギーと結婚し、もはや5人の子供の父親となっている。ある日この出版会社のパリ支店のマネジャーであるミルドレッド・ブロンソンがニューヨークにやって来た。ミルドレッドはバートの若き日の恋人であった。彼女はバートが小説家としての才能を持っていながら、一事務員として働いているのを不審に思った。そしてバートの家へ晩餐に招かれて無趣味な妻と、1日中騒いでいる5人の子供たちが、バートが創作に耽る気持ちを破壊していることを知った。ミルドレッドは10年前の恋人たるバートに友人以上の親しさをやはり感ずるのだった。そこで彼女は会社の方を巧みに取り繕ってバートに彼女のアパートの書斎を与えて、思うままに創作に従事させたのである。バートの処女作はただちに出版される運びとなり、ミルドレッドはそのことを知らせにやって来た。そして彼女とペギーとは避けがたい衝突をした。ペギーは決心してバートに自宅で仕事をしてくれと懇願したので彼もその気になったが子供たちはやはり騒がずにはいなかった。怒ったバートは子供は邪魔者だと妻に言い放った。子供達への愛を至上のものと考えるペギーはついに夫との別離を決心して子供達を伴って去った。ミルドレッドはそれを喜んでバートと共にパリへ赴き、やがてバートはペギーと離婚してミルドレッドを妻とした。10年後バートは流行作家として米国に帰って来た。ペギーは子供達を育てるために女の手ひとつで生活苦と闘い抜いた今、再会したバートが子供達に高等教育を受けさせたい、といって子供達を連れ去ってしまうことを泣いて拒もうとしたが愛児の為になることならと思い返して5人共バートに委ねてしまった。ミルドレッドはペギーを訪れてバートはもはや子供たちだけに関心を持っていること、そしてその子供たちの母親たるペギーのもとにバートが帰って来ること、を告げた。

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作品データ

原題
Seed
製作年
1931年
製作国
アメリカ
配給
大日本ユニヴァーサル社
初公開日
1931年
製作会社
ユニヴァーサル映画


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