街のをんな:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
街のをんな
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街のをんな

1931年公開
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「心を汚されし女」「名門芸術」のジョージ・キューカーが監督したもので、「忍びよる心」のゾー・エイキンスが書き下ろした物語をレイモンド・グリフィスとブライアン・マーロウとが共同で脚色し台詞をつけた。主なる出演者は「二十四時間」「影を売る男」のケイ・フランシス、「ダイナマイト(1929)」のジョエル・マクリー、「時計の殺人」「悪魔が跳び出す」のリリアン・タッシュマン、「上海特急」「腕白大将」のユージン・ポーレットでその他、アラン・ダインハート、ルシル・グリーソン、アンダーソン・ローラー等が助演したいる。カメラは「二十四時間」「無冠の帝王」のアーネスト・ホーラーの担当である。

ストーリー

ワンダ・ハワードとマリイ・ベイリーとは尖端的なモダンガールスで、実業家ジェリー・チェーズに雇われた、田舎者の投資家がニューヨークへ来る度に接待係を勤めて少なからぬ収入を得ていた。しかしワンダは心にもなく色好みの田舎親爺のお相手をする事が、たとえ貞操こそ犠牲にはしないが気持ちの上で耐えられなくなったので、こんな商売はやめようと思い立つ。ところへミネソタ州の鉱山王のベンジャミン・タマスが共同経営者のジム・ベイカーと連れだってニューヨークへ出て来た。チェーズは両人をヨット旅行に連れ出す事となり、ワンダらも接待係として同船する。ワンダはジムに首ったけ惚れ込んでしまう。ジムも始めはそれを芝居かと思って警戒したが彼女の真剣な気持ちを知って愛するようになる。一方マリイはタマスが大変な吝嗇家である事を知り、計って2000ドル彼女に支払う事を大勢の前で約束させたが言を左右に托してなかなか支払おうとしないので、徹底的に金を巻き上げてやろうと決心する。ニューヨークへ帰ると離婚を思い立っていた筈のタマス夫人がマリイの許を訪れる。マリイは夫人としめし合わせてタマスの吝嗇癖を癒すこととなり、それが大成功となってマリイは5万ドル以上の宝石類を買って貰う。一方ワンダはジムに結婚を申し込まれて、別居している夫があるので離婚するまで待ってくれということになる。ところがその夫アレクス・ハワードはワンダに内密にジムを脅迫して1万ドルの小切手をせしめる。ジムはワンダがグルであると思い違えてワンダを袖にする。ワンダは弁解したが聞き入れないので、その足で今度はアレクスを訪ねて小切手を取り戻そうとする。ところがアレクスには妻がもう一人あって最近子供が生まれたのでどうしても金がいるということだった。そしてワンダとは2年前に離婚の手続きを済ませていることを語ってアレクスは詫びた。ワンダは母子を気の毒に思い、小切手を取返すのをやめて、自分の持ち物を売立てて1万ドルを作りジムに返した。同時にマリイもタマスに貰ったものを悉く返した。ジムは誤解を悟りワンダに詫びを入れて結婚することとなった。

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作品データ

原題
Girls About Town
製作年
1931年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1931年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社