街の灯の見櫓:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
街の灯の見櫓
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街の灯の見櫓

1931年公開、恋愛
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「禁酒天国」「岡惚れハリー」のハリー・ラングドンが主演する映画で、原作は永年ラングドン映画のストーリーを執筆しているアーサー・リップリーと監督者として知られているフランク・キャプラの2人がものし、これに基づいてハリー・エドワーズがメガフォンをとった。助演者として「ロマンスの河」「女房盗塁」のナタリー・キングトン、「ハア・マン」「ナイト・ワーク」のルース・ハイアット、「浮気はご法度」のヴァーノン・デント、「浮気発散」のドット・ファーレイ、バッド・ジェーミソン等が出演、カメラはウィリアム・ウィリアムス、アーニー・クロケットの両人が担当している。

ストーリー

大学を卒業したての好青年ハリーは恋しいエセルと1日も早く結婚したいと思っていたが当のエセルはハリーそのものよりもむしろ彼の財産に目をつけていた。お人よしのハリーはこの結婚問題について散々頭を悩ましたあげく、消防署の署長をしている叔父アモスの所へ相談しに行った。アモスは今まで3度も女房を変えたがどの女房も皆自分の財産目当てに来た者ばかりなので結婚に対しては極端な悲観論者となり、ハリーから話を聞いた時、エセルもてっきりその類に違いないと目星をつけた。そこで彼はハリーに内緒でエセルに電話をかけ、ハリーは一文なしだがそれでも結婚する気かと試してみると案の定エセルは結婚を取り消してきた。だがそんな事は夢にも知らないハリーはエセルに婚約の指輪をやって喜ばせたいと彼女の家へ急いだ。しかるにその途中、彼は友達から家庭争議の仲裁を頼まれたり、警官に追われたた万引き団の一組と衝突したりして衣服もなにもズタズタにされてしまったので気をくさらしてひとまず消防署に引き上げる。おりから、突如警鐘乱打されて近火が報じられる。ハリーは狼狽してふためきながらようやく消防夫に身をやつし、アモス叔父ともども自動車ポンプで現場に駆けつけた。見ると燃えつつあるは恋人エセルの住む建物だ。見上げるならば高い高い窓からエセルが救いを求めている。これは一大事とハリーは彼女救助の方法に就いて秘策を練った。だが彼はようやくエセルを救い出したと思った時、彼が助けたのは実は人形で、恋人は既にアモス叔父の手に抱かれていた。その上、アモスに金のあることを知っているエセルはハリーなんか見向きもしない。火事納まって消防署に帰ってはきたがハリーの胸中は失恋の痛手に張り裂けるばかり。突如この時またサイレンが鳴り渡った。急ぎ駆けつければ火事は再びエセルの建物。だがこれは結局エセルの妹メリーのいたずらと知れて事なく済む。しかしこのいたずらはハリーにとって嬉しいものだった。というのはハリーを以前から秘かに慕っていたメリーが彼に会いたさからやった仕業っだということが判ったからだ。そこで悲しみに沈んでいたハリーもこの新しい恋人を得てもとの元気を取り返すことができた。ただしメリーの恋はハリーの財産とは何ら関係なきものであることはもちろんである。

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作品データ

原題
His First Flame
製作年
1931年
製作国
アメリカ
配給
欧米映画社
初公開日
1931年
製作会社
パテ映画
ジャンル
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