真夜中の処女:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
真夜中の処女
真夜中の処女
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真夜中の処女

1933年公開
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「餓ゆるアメリカ」「つばさの天使」のウィリアム・A・ウェルマンが監督した映画で、「生の創め」「餓ゆるアメリカ」のローレッタ・ヤングが出演し、「青春の頬杖」「六百万交響曲」のリカルド・コルテスと「今日限りの命」のフランチョット・トーンが共演する。「春の火遊び」と同じくアニタ・ルースの書き下ろし物で、「お気に召すまま(1932)」のジーン・マーキーが「飾窓の女」のカスリン・スコラと共同脚色にあたった。カメラは「紅唇罪あり」「餓ゆるアメリカ」のジェームズ・ヴァン・ツリースの担当。助演者は「闇の口笛」のユーナ・マーケン、「男子入用」のアンディ・デヴァイン、「拳骨大売出し」のウォーレン・ハイマー、フランク・コンロイその他である。

ストーリー

孤児のメエリイは14才の時百貨店で万引きの濡れ衣を着せられ感化院に送られたのが、彼等の人生の第1歩だった。感化院をでても職はなく不良のバニイという女と知り合いになりバニイの親分レオの情婦となった。しかしメエリイはレオ一味の悪事に手伝いをすることは何としても堪えられないことだった。彼女はレオの元を去り正しい生活をしたいといつも考えていた。彼女が一味と共にあるナイトクラブに巧妙なホールド・アップをやりにいった夜、来合わせた名家マナリング家の息子トムはメエリイの美貌に心を惹かれ、彼女が1人だと思って近づいた。医師に化けて乗り込んだレオ等は金庫を破り警官を傷つけた。暗黒裡の乱闘のなかをトムはメエリイを扶けて抜出し、マナリング邸にメエリイを避難させた。その後メエリイはトムの事務所に真面目に働いていたが、一晩料理店で、先夜傷を受けた警官に認められたので、トムに恋に愛情尽かしをいって別れててしまい、警察へ行った。彼女が懲役を受けている間にトムはバーバラという社交界の令嬢と結婚した。出獄後メエリイは再びレオの元に誘いこまれた。ある晩彼女はナイトクラブでトムと邂逅し彼に話駆けられたが、それを見たレオは嫉妬に駆られて飛び掛かったが却ってノサれてしまった。レオは相手がトム・マナリングと知り、その夜マナリングの自動車にバーバラと同乗していたサム・トラヴァーストをトムと見誤り殺害した。翌朝新聞で人違いと知ったレオが執念深くトムを殺しに行こうとするのを見てメエリイは彼を射殺した。殺人罪で彼女は死刑を宣告される形勢だった。トムは彼女が彼の名誉を傷つけまいと市をも厭わず沈黙を固守しているのに感激し、自らメエリイの弁護にでて、彼女のレオ殺しの動機は自分を救うためであると述べた。斯くてメエリイの罪は軽減され、バーバラと離別したトムは彼女の出獄と同時に結婚した。

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作品データ

原題
Midnight Mary
製作年
1933年
製作国
アメリカ
初公開日
1933年
製作会社
M・G・M映画


[c]キネマ旬報社