廻り来る春:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
廻り来る春
廻り来る春
-

廻り来る春

1935年公開
0
-
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

「流れる青空」「陽炎の春」と同じくジャネット・ゲイナーとワーナー・バクスターが主演する映画で、ロバート・ネイザン作の小説に基づいて「流れる青空」のエドウィン・バークが脚色し、「心の緑野」「水曜日の恋」のヘンリー・キングが監督に当たったもの。助演は「麗しのパリ」のウォルター・キング、「ホワイト・パレード」のジェーン・ダーウェル、「殺人ホテル」のローズメリー・エイムス、「麦秋」のジョン・クェーレン、「恋のセレナーデ」のロジャー・イムホフ、「ハリウッドデカメロン」のグラント・ミッチェル、「ホワイト・パレード」のアストリッド・オルウィン、「心の緑野」のステピン・フェチット等で、撮影は「流れる青空」のジョン・サイツの担任。

ストーリー

ニューヨークの有名な骨董商オトカーは討ち続く不景気の為についつい破産してしまった。一時音楽界でその名をうたわれた提琴家ローゼンバーグも所属する管弦楽団の解散と共に失業の憂き目を見るに到った。檜舞台を目指してニューヨークへ出てきたエリザベスは女優志願の夢も破れて職を得るすべもなくルンペンの仲間に落ちてしまった。こうして同じ境遇の下に置かれた3人は公園の番人で親切なスウイニイ夫妻の為に救われ公園の一端にある小屋を与えられ、そこで越年する事となった。その歳のクリスマスとなると不景気はますます深刻味を加えて来た。公園にもルンペンの群れがとみにその数を増やし、諸々の銀行は倒れて行った。信用絶大と言われているシュリダン銀行すらこの強硬の渦中に巻き込まれ、取り付けの悲運に逢着した。物堅い頭取のシェリダンは多数の預金者に申し訳ないと、中央公園の池に身を投げて自殺を計ったが、オトカーの為に救われ、そして彼の忠告に従い、政府に援助法を懇請したが、元来信用のある銀行の事とて直ちに政府の援助を受け危機を脱して事無きを得た。やがて一陽来復の春が巡り来て、恋を乱したオトカーとエリザベスはシェリダンの出費を得てこれまた実業界の人となる事が出来た。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

原題
One More Spring
製作年
1935年
製作国
アメリカ
初公開日
1935年
製作会社
フォックス映画


[c]キネマ旬報社