Viva Niki タロット・ガーデンへの道:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
Viva Niki タロット・ガーデンへの道
3.9

Viva Niki タロット・ガーデンへの道

2024年9月25日公開、76分、ドキュメンタリー
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20世紀最初のフェミニスト・アーティストとも呼ばれるニキ・ド・サンファル(1930年~2002年)の姿と作品に迫るドキュメンタリー映画。監督・撮影・脚本を務めたのは写真家の松本路子。オノ・ヨーコをはじめ世界で活躍する女性アーティストのポートレートなどを撮影してきた松本は、1981年から10年以上にわたり、サンファルとも交流を続けた。「ニキともう一度向き合ってみたい」との思いで、ヨーロッパ各地、アメリカ、日本国内の作品を訪ね、ついにイタリア・トスカーナ地方にある「タロット・ガーデン」を再訪した。それは、ニキが20年以上の歳月をかけて創り上げた彫刻庭園だった。ナレーションは俳優・プロデューサーとして活躍する小泉今日子。エンディング曲も上田ケンジとのユニット「黒猫同盟」として制作される。

ストーリー

ニキ・ド・サンファル は1930年パリに生まれた画家、彫刻家。23歳のときに神経衰弱に陥り、精神療法の一環として絵を描き始めた。1961年には板に様々な色の絵の具を詰めた袋や缶をとりつけ、それをめがけて銃を撃つことで完成するという「射撃絵画」のパフォーマンスで注目を浴びる。その後は「魔女」や「結婚」など女性をテーマにした作品や立体作品に取り組み、1965年に発表した「ナナ」シリーズで大きな評価を得た。いびつに太った大柄女性が踊っているかのようなユニークなフォルムは、友人の妊婦姿からヒントを得たとされ、原色を多用した斬新な色彩とともにその後のニキのトレードマークとなった。1998年には構想に24年を費やし、生涯の夢であった彫刻庭園「タロット・ガーデン」をイタリアのトスカーナに完成させた。タロット・ガーデンに並ぶモザイクの彫刻は、22枚の「大アルカナ」と呼ばれるタロット・カードに基づいて作られている。その神秘的な雰囲気が世界中からの来場者を楽しませている。

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作品データ

製作年
2024年
製作国
日本
配給
ミモザフィルムズ
初公開日
2024年9月25日
上映時間
76分
製作会社
ニキの映画を創る会
ジャンル
ドキュメンタリー

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