密林の魔獣:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
密林の魔獣
密林の魔獣
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密林の魔獣

1936年公開
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「放送ビルディング」のコンラッド・ネーゲルと新人ケイ・リネカーが主演する映画で、レジノルド・キャンベルの小説をウェリン・トットマンとエンダー・ボームが協力脚色し、「広野の叫び」のハワード・ブレザートンが監督したもの。助演は「奇傑パンチョ」のドナルド・クック、「ハリウッド大通り」のエスター・ロールトン等である。

ストーリー

インドのビルマ地方でヒンヅー原住民を使って木材イカダ出しに従事する二人の英国青年があった。フォスターは情熱的な理想家、グレンジャーは酒と冒険的な狩猟に耽っていた。降誕祭には一週間の休暇を貰い、町で行われる支配人主催の祝宴に出席した。久し振りで二人は友人や支配人トレーヴァーやその若い妻マリーに逢ったが、四年前に英国で別れた許婚から婚約の指輪を送り帰されたフォスターは一人楽しまず、秘に抜出して享楽都市マンダレーへ向かい、酒場の踊り子ジェニーと数日を飲み続けた末、彼女と結婚してしまった。仕事場へ帰って来た彼は、マリーや友達に対して妻のジェニーを恥しく感じた。人知れずフォスターに恋しているマリーは嫉妬に燃えて、ジェニーに彼のことを信ずるに足りない男だと告げた。フォスターとグレンジャーは山火事で森林地帯を追い出された猛獣がこの地方に出没するので、生け捕りにしようと努力しているうち、グレンジャーが狙いを誤って虎の足を撃ったので、凶暴になった猛虎は人畜を害し、ために飲料水を得る道路の通信不能となり悪水を飲用したために熱病がしょうけつを極めた。フォスターはグレンジャーとジェニーの間を疑っていたので、夫婦の間は次第に冷たくなった。そして猛虎の罠に落ちたグレンジャーを救ってくれとジェニーが頼んだ時も、フォスターは病人の看護を理由にそれを拒んだ。夫の愛がさめたことを知ったジェニーは淋しく故国へ帰ろうとしたが、彼がグレンジャーを救い、また原住民から伝染した熱病で倒れたのを見ると、俄然として手厚い看護をつくすのだった。フォスターが回復した時、二人の間には永久に離れ難い愛情が生まれた。そして夫婦はこの思い出の土地を去って故郷の英国へ向かった。

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作品データ

原題
The Girl from Mandalay
製作年
1936年
製作国
アメリカ
配給
欧米映画
初公開日
1936年
製作会社
リパブリック映画


[c]キネマ旬報社