監督
ジェームズ・アルガー
“民族と自然”シリーズの一編で、アラスカに住むイヌイットの生態を記録した作品。小学校高学年以上だれにも興味深く見られよう。総指揮ウォルト・ディズニー、監督ジェームズ・アルガー、撮影アルフレッド・Ｇ・ミロット、日本版解説は財前和夫。1956年製作、天然色。アカデミー短編記録映画賞を受賞。
ストーリー
アメリカ内務省インディアン管理局アラスカ原住民保護事務所が製作に協力、ミロット夫妻がイヌイットと起居をともにして撮影したというだけあって、四季にわたるかれらの生活が丹念にとらえられる。すなわち、春、流木と土によつ住居の建設、クジラとり船の建造からはじまり、すべては冬ごもりの用意に集中される。そして、長い冬ごもりの間、怠ける暇もなく、さまざまな仕事に従っている様子が示される。
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作品データ
[c]キネマ旬報社
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