網中の娘:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
網中の娘
網中の娘
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網中の娘

1920年公開
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「歓楽の女」で返り咲きをしたブランシュ・スウィート嬢がハムトン社に於ける第5回目の作品で、ジェラルディン・ボナー嬢の原作「秘書役メイトランド嬢」からウォルデマー・ヤング氏が脚色し、ロバート・ソーンビー氏の監督で完成された。ニュース誌のフランク・レオナード氏は「実に美しき映画で、その撮影の麗しさには評者自ら大に感心した」と言っている。「縺れ糸」「一転機」等出演のナイジェル・バリー氏が相手で、その他妖婦役として有名なクリスティン・メイヨ嬢や、老喜劇名優トーマス・ジェファーソン氏、名子役ピーチェス・ジャクソン嬢等が出演している。

ストーリー

ジャネー夫人の金庫が破られて宝石が奪われ、あまつさえ夫人の娘プライス夫人の幼児ベビタまでが誘拐された。その疑いはジャネー夫人の秘書エスサー・メイトランドの身にかかった。その理由はベビタの父なるチャプマン氏が夫人と争って倶楽部に去ってから、メイトランドに彼女の妹のことについて電話をかけたのを、かねてメイトランドを疑っていた夫人が雇った探偵に立ち聞きされたためである。ジャネイ家の隣に住むディック・ファーガスンはメイトランドを恋していた。そして彼女の潔白を信じ己が母に彼女の保護を依頼した。メイトランドはここで宝石泥棒は富豪の下男ウィリッツなることを発見し、彼を引き捕らえることができた。ベビタの誘拐者は1万ドルをある地点に届けるべきことを要求して来た。プライス夫人はディックに助力を依頼したので、彼はベビタを受け取りに行って悪漢のために危地に陥る。これをメイトランドは助けたのであった。誘拐者は捕らえられたが、それはプライス夫人の雇った探偵であった。万事は解決しプライス夫妻の仲も元に返り、メイトランドはディックの結婚の申し出を承諾した。

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作品データ

原題
The Girl in the Web
製作年
1920年
製作国
アメリカ
初公開日
1920年
製作会社
パテー映画


[c]キネマ旬報社