桃色女白浪:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
桃色女白浪
桃色女白浪
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桃色女白浪

1927年公開、コメディ
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「粋な殿様」に続いて製作されたコンスタンス・タルマッジ嬢主演喜劇で、ウオーレス・スミス氏が執筆した台本により「芝居の世の中」「受難のテス」等と同じくマーシャル・ニーラン氏が監督した。相手役は「我等の海」「明眸罪あり」等出演のアントニオ・モレノ氏が勤め、「粋な殿様」出演のエドワード・マーテインデル氏を始め、ジユランヌ・ジヨンストン嬢、カーメリタ・ジエラテイ嬢等が共演している。

ストーリー

水の都ヴェニスのある教会堂では今日しもある富豪の盛大な結婚式が挙げられていた丁度その時辺りを徘徊して居た2人の乞食があった。男は偽盲目であらゆる悪事を働くマルコ女は彼の手先となって心ならずも悪事を働くカーロッタであった。やがて2人は結婚式の終わった騒ぎに花嫁の宝石を奪った。多くの人々に追われて逃げる内マルコと離れてしまったカーロツタは折しも河を通っている1隻のゴンドラに姿を隠した。このゴンドラにはアメリカから来た美術愛好家のケンネス・ウイルソンが乗っていたがことの意外に驚く内に、警官の迫るのを見たカーロツタはその渾名の「水鼠」そのままに水中深く姿を隠した。その翌日のこと、知人のギルバートからカーロツタについてのことをきくに及んで好奇心に駆られたケンネスは新聞広告によって彼女に逢おうとした。これを見たマルコの家へ赴いた。ケンネスの家でのすべてのことはカーロツタには皆目新しいことだったが就中自分を信じ切ってくれるケンネスの心情に今まで愛と言うものを知らぬカーロツタは深い感激を覚え彼を愛したい気持ちにさえなった。もちろんマルコの手引きをすることはすっかり忘れていた。彼女に裏切られたマルコは1人悪策をめぐらしていた。一方ケンネスも心は純真なカーロツタに次第に愛を覚え、遂に許婚のジーンとは仲たがいをした。かくて有名なるヴェニスのカーニバルの夜とはなった。今しも大舞踏会の最中、巧みに仮装したマルコはジーンの宝石を盗み、その罪をカーロツタに着せんとしたが、その悪計はカーロッタの機知に依って不成功に終わり、マルコは積もる悪事のために獄屋の人となった。今は改心したカーロツタは愛するケンネスの胸に抱かれた。

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作品データ

原題
Venus of Venice
製作年
1927年
製作国
アメリカ
配給
ファースト・ナショナル支社
初公開日
1927年
製作会社
ファースト・ナショナル映画
ジャンル
コメディ


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