やがて夫に:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
やがて夫に
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やがて夫に

1919年公開
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「忠僕のジュビロー」「自然児」「海から来た男」「金持の親類」等同様ウィル・ロジャース氏主演、クラレンス・G・バッジャー氏監督のゴールドウィン映画である。相手役はペギー・ウッド嬢、その他カレン・ランディス氏クララ・ホートン嬢の若い人気者やハーバート・スタンディング氏が出演している。原作は「ケンタッキーの大佐」同様オピー・リード氏である。

ストーリー

ミシシッピ河の畔り、眠れる様に静かなアーカンスの町。町の金持ちの娘にエヴァの心を得んものと、ここに一人の執心者がいた。この静かな町へヴァーモントから学校教師としてやって来たサム・ライアンは自然が恵むあらゆる賜物を糧として人となった様な明るい呑気な男であった。町のある年中行事の遊びに行った時、サムは小町娘エヴァと真似事の結婚をした。所が牧師の役を勧めた者は真物の牧師であった為この結婚は当然正式の結婚に扱われねばらなかった。エヴァはうるさく恋を強いる他の執心者の手を脱れる便宜もあり、とにかく妹の様な気になっててサムの妻となったので、計画外れた執心者は自然児サムを町から追うべく何かかと悪い噂を立てたのであった。人間らしく世を送るサムの態度はそんな事に頓着はなかったが、エヴァの心も量りかねて裸一貫の自分を強いて夫らしい顔で彼女に対する事は避けていた。ゆるやかに流れるミシシッピの河水のぬるむ頃、エヴァの心にサムを兄としてでなく、夫として慕う気持ちが段々と萌え出でて来た。

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作品データ

原題
Almost A Husband
製作年
1919年
製作国
アメリカ
配給
松竹
初公開日
1919年
製作会社
ゴールトウィン映画


[c]キネマ旬報社