やくざ者(1930):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
やくざ者(1930)
やくざ者(1930)
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やくざ者(1930)

1930年公開
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「エヴァンジェリン(1929)」「黄金の世界へ」のドロレスン・デル・リオの主演映画である。ジョン・ファーロウの原作を「目覚め」「ベン・ハー(1926)」のケイリー・ウィルソンと「ラグビー時代」のハワード・エメット・ロジャースが脚色し台詞を付し、「激流恋をのせて」「愛欲の人魚」のジョージ・フィッツモーリスが監督し、「じゃじゃ馬馴らし(1929)」「コケット」のカール・ストラッスが撮影したもので、「藪睨みの世界」「悪に咲く華」のエドモンド・ロウ「リオ・リタ」「巴里のアパッシュ」のドン・アルヴァラド、「鉄仮面」のウルリッヒ・ハウプト、ブランシュ・フレデリシ、エイドリアン・ダンブリクール、ミッチェル・ルイス、ラルフ・ルイス、ジョージ・フォーセット、ヨーラ・ダヴリルその他が助演している。

ストーリー

若きアメリカの船乗りジェリーはマルセイユの港の酒場で踊り子リタを見た時、船の仕事を放り出してその酒場のバーテンダーになってしまった。偽の口説でくらしているリタもこの男の一本気な愛情に感じて夫婦の約束を交わすが、その結婚式の晩、彼女の客の1人が女の嘘を信じて結婚を迫ったことから格闘が始まりジェリーの一撃は思いがけなくもその男を死に至らしめる。あらゆる弁解にもかかわらず官憲はジェリーを殺人犯として島の牢獄に贈った。ジェリーはリタの真意を疑い自分が欺かれたものと思い込む。だがリタは決して欺いたのではなかた。十分ジェリーを愛している彼女は男に会いたい一心から典獄ピエルの妻となってその島に渡ろうとまで決心する。しかしデュラン夫人に諭された彼女はピエルとの約束を止めてジェリーに本心を伝える。ジェリーからの返事が夫人の手で届けられようとした時、それは運悪くピエルの発見するところとなる。ピエルは怒った。彼は復讐としてジェリーを苦しめようとした。だがこの時、牢獄の囚人が騒ぎ出したことから島は騒乱の巷となる。脱獄の途は入口の橋を固める監視人の一隊を撃破する他にはないと考えたジェリーは単身爆弾を抱いて橋上に突進した。が彼の計画が成功しないうちに爆弾は橋を破壊し囚人の逃げ道を遮ってしまう。かくて騒動は静まった。そして囚人等の逃走を防いだという理由によってジェリーは放免された。かくてジェリーは自由の身となってマルセイユに帰って来た時、波止場にはリタが嬉しそうに待っていた。

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作品データ

原題
The Bad One
製作年
1930年
製作国
アメリカ
配給
ユーナイト映画社
初公開日
1930年
製作会社
ユナイテッド・アーチスツ映画


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