約束(1969):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
約束(1969)
約束(1969)
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約束(1969)

1969年公開
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アントニオ・レオンビオラの小説をジェームズ・ソールターが脚色、「質屋」のシドニー・ルメットが監督にあたった。撮影は「欲望(1966)」「赤い砂漠」のカルロ・ディ・パルマでローマ・ロケが中心、音楽はドン・ウォーカー(メイン・テーマはジョン・バリー)が担当した。衣装デザインは「甘い生活」「81/2」のピロエ・ゲラルディの担当。彼はまた美術監督をも担当。編集はテルマ・コネル。出演は「マッケンナの黄金」のオマー・シャリフ、「男と女」のアヌーク・エーメ、舞台のベテラン、ロッテ・レニアほか。製作は「プレイガール陥落す」のマーティン・ポール。

ストーリー

ローマで弁護士をしているフェデリコ・フェンディ、(オマー・シャリフ)は、ある日街頭で、ふとみかけた女に心を奪われた。数日後、友人のレンゾと会った時、彼が婚約者だと紹介したのが、その女だった。フェデリコが、3度目に彼女と会ったのは、ローマの裏町である。その女カルラ(アヌーク・エーメ)は、婚約者から一方的に破談にされた。そのわけを彼に聞いて欲しいと哀願する。フェデリコがレンゾに問いただすと、彼は、カルラがコールガールをやっているからと答え、証拠も揃っているという。だが、そんなことを彼女に話すわけにはいかない。黙って送ってやるのだった。こんなことがあって後、フェデリコの心は急速にカルラに傾いていった。だが彼の心をよこぎるのは、レンゾと同じように、彼女がコールガールではないかということ。自分なりに調べてもみた。2人はある週末を島の漁夫の家で過ごしたが、彼が眠っているうちに、この家の若者と漁に行ったことで、彼女の疑惑に再びとらわれてしまった。思いあまった彼は、秘密にやっている売春宿の女主人エンマ(ロッテ・レニア)に頼みプロとは思えないような女の斡旋を頼んだ。来た女はカルラではなかった。その頃カルラは睡眠薬を飲み、自殺を図った。理由はわからない。一命はとりとめ、2人は愛を告白。フェデリコのこれまでの疑惑も拭い去られた。2人は結婚した。平和な日が続いたが再びフェデリコに疑惑がわいてきた。そして売春宿に行き、また女の斡旋を頼んだのである。カルラとよく似た容貌の女を望んだが何度か行き違いがあった。そして、彼がこんなことをしているうちに、カルラは2度目の自殺を図り、死んでしまった。その翌日、売春宿の女主人から電話があった。先日来の女が今日こそ都合がいいからという。ということは、このコールガールはカルラではなかったということだ。フェデリコは衝撃を受け、自分の抱いた、あらぬ疑惑にぼう然とした。

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作品データ

原題
The Appointment
製作年
1969年
製作国
アメリカ
配給
MGM
初公開日
1969年
製作会社
マーポル・プロ


[c]キネマ旬報社