有閑火遊び:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
有閑火遊び
有閑火遊び
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有閑火遊び

1934年公開
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「スター悩殺」「失踪者三万人」のロイ・デル・ルースが監督した映画で、「一日だけの淑女」「ゴールド・ディガース」のウォーレン・ウィリアムが「世界は還る」「笑う巨人」のメアリー・アスター、「めりけん音頭」「四十二番街」のジンジャー・ロジャースを相手に主演するもの。原作はベン・ヘクトが書卸し、「スター悩殺」のベン・マークソンが脚色に当った。助演者は「土曜日の大観衆」のアンディ・デヴァイン、「林檎の頬」のディッキー・ムーア、「ブラウンの本塁打」のJ・キャロル・ナイシュ、ヘンリー・オニール、シドニー・トーラー、フェルディナンド・ゴットシャルク其他で、撮影は「スター悩殺」「世界は還る」のトニー・ゴーディオの担当である。

ストーリー

鉄道王のアレックス・ストリームは社交界に愛想をつかして、ゆっくり家庭生活に浸りたいと願っている。併し彼の妻は社交界の花形なので彼の希望を満たす暇がない。或日ロングアイランドから快走艇で紐育の自分の事務所へ出かける途中ストリームは海水浴中に沖へ押流された女優のリリイを救助した。リリイは彼を自分のブロンクスの家へ連れて行き二人で愉快な時を過す。彼は約束の時間に遅れるので自動車のスピードを出させた処、交通巡査のモランに咎められて罰金を科せられる。ストリームは早速警視総監に電話をかけてモランをブロンクスの外勤に左遷させる。ストリームは結婚記念日に妻と晩餐を共にしようと思い妻を誘うと妻はその日が結婚記念日だという事を忘れ、他に約束があるからと断るので彼は帰宅の途中リリイの出ている劇場へ寄り、リリイを誘って食事に行き、彼女が好きになる。それ以来彼は度々リリイに会う様になり、彼女の為にアパートを一軒借りてやる。リリイを雇っている興行主のコリマは彼女にストリームから金を巻上げさせようとするが彼女は肯かない。そこでコリマはストリームから彼女に与えた手紙を取上げる。ストリームはその手紙を取返そうとコリマに迫った。敵せずと見たコリマが拳銃を向けるのでリリイはストリームを庇おうとして射殺される。ストリームはリリイの拳銃を取上げてコリマを射殺する。そしてリリイの拳銃に実弾を装填し、コリマの拳銃には発射した後のケースをこめ、コリマがリリイを殺して自殺したように見せかける。曩にストリームの為に外勤に廻されたモラン巡査はその殺人現場を検証したがストリームの自動車が付近に停車していた事を思い合わせ、ストリームが此の事件に関係があるものと睨み拳銃を検めると果してケースがすり換えてあるので指紋を取りストリームを逮捕しようとするが署長は彼に此の事件から手を引けと命令する。モランは署長の奇怪な態度を詰り新聞記者に此の事を話す。新聞記者は刑事と共に指紋を持ってストリームを訪れ、彼の指紋を取らして呉れと云うので彼も仕方なく承諾する。その為にストリームは殺人罪で逮捕されるが正当防衛として無罪となる。この事件の為に彼の妻は始めて目が覚め、今迄家庭を顧みなかった自分の非を悟るので二人は再び円満な家庭を作ることが出来たのである。

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作品データ

原題
Uppe Wrorld
製作年
1934年
製作国
アメリカ
初公開日
1934年
製作会社
ワーナー・ブラザース映画


[c]キネマ旬報社