友情の曲線:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
友情の曲線
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友情の曲線

1933年公開
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「頬は薔薇色」「沈黙の犯罪」のバディー・ロジャースと「農園のレベッカ」「懐かしの谷」のマリアン・ニクソンとが共演する映画で、「風来坊」「一千万ドルの醜聞」のフランク・モーガンと「恐怖城」「今晩愛して頂戴ナ」のジョセフ・カウソーンとが主役2人を助けて重要な役を勤めている外、「レヴュー艦隊」のグレタ・ニッセンも出演している。原作は「軟派ガール」その他を物していたライアン・ジェームズがあたり、なお台詞もジェームズが書いている。撮影は「武装ラグビー」のL・ウィリアム・オコンネルの担任。

ストーリー

ハートマンとシュナイダーとは禁酒に関してたがいに異なる意見を持っていた結果、非常な仲たがいをし、自分の家の子供たちまで一緒に遊ばせるのを禁じてしまった。が、その内に禁酒令が施行されたので、ビーア・ガーデン経営者だったシュナイダーは敗北の屈辱に燃えながら故国ドイツへ帰って行った。それから年がたってハートマンの息子のジミーは音楽で見を立てることを志し、父親の事業を嫌がってドイツへ音楽の勉強にでかけて行った。で、そこで彼は昔なじみであるシュアニダーの娘のレナとめぐりあい、やがて2人は恋し合う仲となった。が、この時分、ジミーは父親から送金を絶たれていたので、彼は身元を隠して同窓の者たちとジャズ・バンドを組織し、シュナイダーのビール店に雇われることになった。そして、レナが音楽コンクールのために作曲した唄を、ジミーがジャズに編曲し、これをシュナイダーの酒場で演奏したところ、これが大当たりとなったためにそれまで不景気だったこの酒場が同市の名物の1つとまでもなる様になった。この噂を聞き伝えたのがちょうどドイツに遊びに来ていたハートマンで、彼が女同伴でここへやって来ると、驚くなかれ息子がジャズの指揮をしている。するとそこへシュナイダーも顔を出したのでジミーの身元が晴れ、親たちは再び喧嘩し出した。が、恋し合っている子供2人はこっそりアメリカ行きの船に乗って結婚する。親たちはそれを追って同船したが、ジミーの計らいで長年の確執も解け、万事めでたく納まることとなった。

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作品データ

原題
Best of Enemies
製作年
1933年
製作国
アメリカ
初公開日
1933年
製作会社
フォックス映画


[c]キネマ旬報社