酔いどれ船:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
酔いどれ船
酔いどれ船
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酔いどれ船

1933年公開
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「惨劇の波止場」と同じくマリー・ドレッスラーとウォーレス・ビアリーが夫婦役を勤めて主演する映画で、ノーマン・ライリー・レイン作の雑誌連載小説を「私重役様よ」と同じくゼルダ・シアースとイヴ・グリーンが共同脚色し、「ゴールド・ディガース」「仮面の米国」のマーヴィン・ルロイが監督したものである。助演者は「今日限りの命」「カンターの闘牛師」のロバート・ヤング、「放送室の殺人」「摩天楼の狼」のモーリン・オサリヴァンを始め、ウィラード・ロバートソン、タマニー・ヤング、フランキー・ダーロ、ポール・ハースト等で、撮影は「カンターの闘牛師」のグレッグ・トーランドの担当である。

ストーリー

男勝りのアニイは夫のテリイと共同で曳船ナーシサス号を所有し、セマコ港で曳船業を営んでいた。デリイは善人であるが大酒のみであった。夫婦の間には1人息子のアレックが生まれ、ナーシサス号を家として養育された。アレックは幼いながらも母のアニイに激しい仕事をやらせて自分hあのんだくれている父を憎む様になったが、テリイは自分の不甲斐なさに引き換え息子がしっかりしているのが自慢であり、可愛かった。アニイは夫の呈す伊癖にはてをやきながらも彼のにとの与謝に心では深いあいを捧げていた。かくて年月は流れて、アレックは教育を受け立派に成人して、その上に船舶業界の覇王セヴァーン氏の娘パトリシアと恋し合い婚約を結んでいた。彼は老いて激務をしている母の労苦を思い父のテリイに陸上の仕事を世話してやり、両親が平和なアパート暮らしができる様に計らった。ところが例の如クテリイが喜んでのんだくれてしまったのでアレックの心づくしは無駄となった。アレックは憤慨してもうテリイの世話は市内と宣告した。悪いことは続くものでテリイは泥水のあげくある日渡り船に衝突して、損害賠償を要求され、やむなくナーシサス号を競売にふした。市当局が買い上げて塵芥船の曳船として持ちいることとなり、その運転はテリイ夫婦が勤めることになった。暴風雨の1日アレックの客船が危険に迫っている時、テリイの曳船が通りかかって客船を曳船することとなった。ところが老朽のナーシサス号の汽鑵は曳る様になっていたため、大汽船を曳くだけの馬力がでない。のんだくれのテリイは曳船ができなければ、息子のアレックの重大責任問題となる際なので、決死の覚悟でズックの袋を被って汽鑵の火室に潜り込み、破損個所を修理することに成功した。かくてアレックの船は曳船されて危険を脱し得たがテリイは全身の大火傷を追って病院にかつぎ込まれた。アレックは生命を賭けして大手柄を立てた父を病院に見舞って心から謝辞を述べ、久しい間の父子の胸中のわだかまりのすっかり溶けたのである。非表 L0009

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作品データ

原題
Tugboat Annie
製作年
1933年
製作国
アメリカ
初公開日
1933年
製作会社
M・G・M映画


[c]キネマ旬報社