夜毎来る女:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
夜毎来る女
夜毎来る女
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夜毎来る女

1932年公開
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「二十四時間」の原作者ルイス・ブロムフィールドの小説Single_Nightを「ロイドの活動狂」「赤新聞」のヴィンセント・ローレンスが脚色し、キャスリン・スコラ女史が撮影台本を作り、「処女読本(1932)」「悪魔スヴェンガリ」のアーチー・L・メイヨが監督に当たり、撮影は「二十四時間」「街のをんな」のアーネスト・ホーラーが担任したものである。主演には「闇に踊る(1932)」「速成成金」のジョージ・ラフトが抜擢されて勤め、「ロイドの活動狂」のコンスタンス・カミングス、「歓呼の涯」のウィン・ギブソン、ブロードウェイの人気女優メイ・ウェスト、「夜の天使」のアリソン・スキップワース、「大飛行船」のロスコー・カーンスが助演している。

ストーリー

「五十五番の酒場」といえばニューヨークで最上級の酒場だ。ここの持ち主で経営者のジョー・アントンは元来三流所のボクサー上がりだが、紳士や貴婦人をお客にしているところから、自分の無教養が恥ずかしくなり家庭教師ジェリマンを先生にして「紳士学」の稽古を始める。彼の酒場に数日来毎夜一人来る、場所柄に不釣り合いな様子の良い貴婦人がある。ジョーはこの夫人に痛く心をひかれたが、一夜ふとした機会からこの夫人ヒーリー嬢と近づきになる。そして彼女がこの酒場に来る訳は、この家が昔彼女の生まれたところで少女時代を送った家で懐かしいからであると聞かされる。ジョーは早速彼女を翌晩、晩餐に招待して彼女が見たがっていた家の中を案内する。そして寝室を見せているとき、ジョーに恋しているアイリスという女は嫉妬のあまりピストルでジョーを射とうとする。がジョーに押さえられて一発はずれ弾を射っただけの空騒ぎで終わる。ところが思いがけない鉄砲騒ぎにひどく昂奮したヒーリーは、前後のわきまえもなくジョーに抱きついてキッスをしてしまう。それがために彼女が自分を愛しているのだと思い込んだジョーは、翌日ニューヨーク中のヒーリー家を調べてやっと彼女の住家を捜し出し、早速訪問して結婚を申し込む。彼女から昨夜のキッスは愛のキッスでなく昂奮のキッスと聞いてジョーは落胆したが、彼女が破産したので金のためにボルトンという金持紳士と愛のない結婚をするのだと聞くや、彼は「紳士」の体裁を棄てて、そんな心がけならアイリスと少しも違わぬ女だと散々ヒーリーを罵倒して立ち去る。憤慨したヒーリー嬢はジョーのあとを追って五十五番へ行き、散々暴れて器物を破壊する。ジョーはそこに現れて、貴女は僕を愛しているのだと言って無理にキッスする。彼女は気がつかないでいたがジョーを愛していることを悟って彼の強い腕に抱かれるのであった。

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作品データ

原題
Night After Night
製作年
1932年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1932年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社