雨中の娘:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
雨中の娘
雨中の娘
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雨中の娘

1920年公開
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「彼女の選びし道」で可憐な芸風を示したアン・コーンウォール嬢の出演劇で、ヴァリック・ヴァナーディー氏の原作に成った人情劇である。監督は「運命(1919)」「新生」「落日の山道」等と同じくローリン・スタージョン氏である。コーンウォール嬢の対手としてロイド・ベーコン氏とジェサリン・ヴァン・トランプ嬢の新顔の人々が出演して居る。

ストーリー

ベヴァリーと云う若い男と、2人の女がヴァージニア州の或ホテルに来た。彼等は犯罪者として役人に激しく追跡されて居た。ベヴァリーは女の1人なるジュディスに若し自分が捕えられた時は獄中へ届けて呉れとて一挺の鋸を頼んだ。彼女は何も知らぬ風を装って森の中へ馬に乗じて散歩に出掛けたが、途中暴風雨起って馬が暴れた為彼女は落馬して足を挫いた。彼女を助けたのは近くに住む若き富豪ブーン・ペンドルトンであった。然し大雨で川が氾濫した為2人は暴風雨を避けた小屋の中に数日を過さねば成らなかった。2人は恋に陥ちた。然しジュディスは結婚する事が出来ぬと云った。彼女がホテルへ帰った時、既にベヴァリーと、他の女なるヴェラとは捕えられて居た。首尾よくジュデスは2人を助け出した。然し彼等は探偵の手に再び捕えられ、ジュディスもブーンに我が浅猿しい境遇を知られた。涙を流してジュディスは総てを告白した。ベヴァリーは彼女の兄で、孤児として世の荒浪に揉まれた兄は人の無情に心荒んで、或犯罪迄も犯したのであった。彼女が足を正道に導かんとする苦心も水の泡であった。探偵は痛く2人の身の上に同情し、兄が盗んで来た品物を取上げただけで彼等を赦した。若い人々の間には始めて心からの喜びが溢れる。

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作品データ

原題
The Girl in the Rain
製作年
1920年
製作国
アメリカ
初公開日
1920年
製作会社
ユ社特作映画


[c]キネマ旬報社