蘇る熱球:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
蘇る熱球
蘇る熱球
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蘇る熱球

1949年10月公開
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「出獄」「桃色の店」のジェームズ・スチュアートと「秘めたる心」「百万人の音楽」のジューン・アリソンが主演する映画で実話に基づいてダグラス・モローがストリーを書卸し、「真実の栄光」に協力したがイ・トロスパーと協力して脚本を執筆「打撃王」「嵐の青春」のサム・ウッドが監督に当り「ブーム・タウン」「感激の町」のハロルド・ロッソンが撮影した1949年作品である。助演は「町の人気者」「桃色の店」のフランク・モーガン「ジョニー・ベリンダ」のアグネス・ムーアヘッドを始め、新人ビル・ウィリアムス、クリフ・クラーク等のほか、大リーグのビル・ディッキー、ジミー・ダイクス、ジーン・ビアデン、マーヴィン・シーが特に出演する。

ストーリー

ある秋の午後であった。テキサス州ワグナーの郊外で折しも草野球に町人は打ち興じていた。そこへ来合せたのが1人の愉快な浮浪者であった。彼は投手の投げぶりを見ると急に目を輝かせた。その背の高い投手はモンテイ・ストラットンであると聞くと、試合がすむと、早速浮浪者は握手を求めた。この浮浪者はバーネー・ワイルというかつての名投手の成れの果てであった。乱酒のために身をあやまったのであるが、生まれつきの野球好きの血は今も流れて、モンテイの投手としての素質を見ぬいたのであった。職業野球大リーグの選手に成れるといわれると、モンテイは心を動かされたが、父が死んでかなりの農場を経営して行かねばならぬ境遇なので、母に相談すると母は1も2もなく反対した。モンテイの腕はメキメキと上達したので、バーネーはモンテイをカリフォルニアへ連れ出した。 そしてシカゴ・ホワイトソックスのジミー・ダイクスにモンテイの投球振りを見せた。ダイクスはすぐにモンテイを契約しバーネーもトレイナーとして雇った。あこがれの職業選手に成れたが、ダイクスは彼に投手板をなかなか踏ませてくれない。ようやくシカゴのホームグランドでルーキー投手ストラットンはマウンドに立った。しかし相手は名にしおうニューヨーク・ヤンキースの猛打者連のこととて無残にもノックアウトされた。そして除籍されて、小リーグのオマハ・チームに回された。しかしそこは彼がカリフォルニアで会って一目ぼれしたエセルの故郷の町であったので、モンテイは彼女と恋を語る楽しみがあり、再起の野心に燃えて腕は上がった。再びダイクスに迎えられてシカゴに行くことになった時は、花嫁エルセも一緒であった。ダイクスに投げろといわれた試合の相手は、またしてもヤンキースであったが、このたびは投げ勝って見事に勝利投手と成った。ところが故郷テキサスに帰って狩猟に行った時、猟銃が暴発彼は片脚を切断しなければならなかった。野球人としての生涯は終わった。と失望したモンテイは義足で歩く練習もしなかった。しかし愛児の小モンテイがヨチヨチと歩き出しては倒れ、倒れては歩こうと努力するのを見ると、モンテイは妻に隠れて義足で歩く練習を積んだ。歩けるようになると野球をしたく成った。ひょっこり現れたバーネーに励まされ彼はまたも投球の練習を始めた。彼の親友ジヨシュ・ヒギンスが遠来のチームを迎えて試合を催した時、モンテイは妻やバーネーと共に見物に行こうと出掛けた。しかしエルセが驚きかつ喜んだことには、モンテイがユニフォームを着て投手板に立ち現われたことであった。スタートは悪く、不利に見えたが、平静に帰ったモンテイは後半好投し、味方を勝利に導いた。かくて義足の悪条件で、職業野球人たり得たモンテイは、その努力を全米の人々に称賛されたのである。

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作品データ

原題
The Stratton Story
製作年
1949年
製作国
アメリカ
初公開日
1949年10月
製作会社
メトロ・ゴールドウィン・メイヤー映画


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