夜の大捜査線:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
夜の大捜査線
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夜の大捜査線

1967年10月25日公開、109分、社会派/サスペンス・ミステリー
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アメリカ探偵作家クラブ賞の新人賞を受けたジョン・ボールの原作を、社会派のスターリング・シリファントが脚色し、今ハリウッドで最も期待されている「アメリカ上陸作戦」のノーマン・ジュイソンが監督したサスペンス・ドラマ。撮影はハスケル・ウェクスラー、音楽はクインシー・ジョーンズが担当し、主題歌をソール・シンガーのトップをいくレイ・チャールズが歌っている。主演は、「いつも心に太陽を」のシドニー・ポワチエ、「ドクトル・ジバゴ」のロッド・スタイガー、「続・荒野の七人」のウォーレン・オーツのほかにリー・グラント、ウィリアム・シャラート、ジェームズ・パターソン、クエンティン・ディーンなど。製作は、ウォルター・ミリッシュ。

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ストーリー

ミシシッピーの田舎町スパルタの夜はうだるような熱さだった。警官サム(ウォーレン・オーツ)は深夜のパトロール中、町の実業家が殺害されているのを発見した。サムからの連絡をうけた署長のビル・ギレスピー(ロッド・スタイガー)は早速行動を開始した。気負いたったサムは駅で列車をまっていた黒人をいきなり容疑者として逮捕した。ところがその黒人はバージル・ティッブス(シドニー・ポワチエ)というフィラデルフィア警察の殺人課の優秀な刑事で、休暇で帰っていたのだった。初めて殺人事件を扱うギレスピーはベテランのティッブスの協力を頼みたいと思ったが、人種偏見の強い土地柄、どうしても頭をさげることができなかった。だが殺人犯として逮捕された不良少年が犯人ではないと断定したティッブスの見事な論理にカブトを脱いだギレスピーは渋々と助力を頼みこんだ。絶えず衝突し、感情を抑えながらもティッブスとギレスピーは捜査を続けた。だが白人が黒人に調べられるという屈辱に町民は怒り、捜査は困難をきわめ、ティッブスは生命さえ危険になっていった。これ以上のトラブルをおそれたギレスピーは捜査をうち切るようにとティッブスに勧告したが、ティッブスは聞きいれなかった。そして、実業家は他所で殺されて発見された場所まで車で運ばれたと推理したティッブスは、事件のあった夜、車の中で不良少女と情事にふけっていた食堂のボーイを犯人と断定した。ティッブスの推理は正しかった。ボーイは少女の堕胎費をえるために殺人をおかしたのだった。感情的な対立に苦しみながら、こうして事件は終わった。フィラデルフィアへ帰るティッブスをギレスピーは駅頭に送り、黙したままトランクを持ってやった。無骨なギレスピーの、これが唯一の感謝のしるしだった。

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作品データ

原題
In the Heat Of The Night
映倫区分
G
製作年
1967年
製作国
アメリカ
配給
ユナイト映画
初公開日
1967年10月25日
上映時間
109分
製作会社
ミリシュ・コーポレーション
ジャンル
社会派サスペンス・ミステリー


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