ワンツースリー ラブ・ハント作戦
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ワンツースリー ラブ・ハント作戦

1962年3月21日公開
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東西に分裂して世界の不安な注目を浴びているベルリンを舞台に、「アパートの鍵貸します」のビリー・ワイルダーが、戦前にベルリンで観たフェレンツ・モルナールの一幕劇から得たヒントを基に、「昼下りの情事」以来のI・A・L・ダイアモンドと共同で脚本を執筆。撮影は「ウエスト・サイド物語」のダニエル・L・ファップ。音楽はアンドレ・プレヴィンが、ソ連の作曲家ハチャトリアンの「剣の舞」等を借用して作曲している。出演者は「ミスタア・ロバーツ」のジェームズ・キャグニー、「荒野の七人」「ファニー」のホルスト・ブッフホルツ、パメラ・ティフィン、アーリン・フランシスなど。

ストーリー

1961年6月。清涼飲料コカコーラ会社のベルリン支社長として点数稼ぎに余念のないマクナマラ(ジェームズ・キャグニー)に、米国本社の重役から国際電話がかかってきた。17歳だが既に4回も婚約騒動を起こし、頭を冷やすために欧州旅行に出された令嬢スカーレット(パメラ・ティフィン)が、ベルリンへ行くからよろしくと頼まれる。点数を稼ぐのはこの時とばかり、マクナマラは細君のフィリス(アーリン・フランシス)と、飛行場へ出迎えた。だが、2週間の滞在予定が2カ月となると、スカーレットの長い居候生活に、いらいらし始める。そんなある朝、重役夫妻が娘を引き取りにくるという知らせに、2人はようやく胸をなで下ろした。おまけにマクナマラの昇進も内示されたのだ。その直後、マクナマラはスカーレットの失踪を知り飛び上がった。さては東独で逮捕されたか、と青くなったマクナマラはスカーレットを捜し回るが、そんな彼の前にスカーレットが共産青年オットー(ホルスト・ブッフホルツ)を伴って現れ、6週間前に正式に結婚したと宣言。そんな結婚をされては、マクナマラの首がふっ飛ぶのは目に見えている。重役夫妻が明日来るという日、スカーレットからオットーと一緒にモスクワに発つと聞かされ青くなったマクナマラは、一計を案じる。マクナマラの策略で、オットーはスパイとして東独の人民警察に逮捕された。厄介者の始末ができたと喜んだのもつかの間、スカーレットが妊娠していると聞かされて仰天。今度はオットーを救い出さねばならず、また一苦労。ようやくのことで救い出したが、あと数時間で重役夫妻が到着するという。マクナマラはオットーをにわか貴族に仕立てあげようとする。オットーの身なりを整えたマクナマラは、彼をコカコーラ工場長に任命する。到着した重役夫妻は、オットーが予想外の貴公子なので大喜び。オットーを欧州総支配人に、そしてマクナマラを本社の取締役に抜擢すると言い出した。一方、立身出世にのみ浮身をやつす夫に嫌気がさしたマクナマラ夫人は、離婚を覚悟で子供の手を引いて飛行場へ来ていた。追いかけて来たマクナマラは、一緒に帰らせてくれ、と夫人に優しく謝るのだった。

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作品データ

原題
One, Two, Three
製作年
1961年
製作国
アメリカ
配給
ユナイテッド・アーティスツ
初公開日
1962年3月21日
製作会社
ユナイテッド・アーティスツ映画


[c]キネマ旬報社