流砂:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
流砂
流砂
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流砂

1918年公開
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四年間もインス氏の許で数多くの脚本を書いて居たジョン・リンチ氏の原作に成り、「猜疑の眼」「恐怖に駆られて」「最後の本塁打」等の脚色者R・セシル・スミス氏が脚色し、「義に生きる人」「男性美」「ピントー」等を監督したヴィクター・シェルツィンゲル氏が監督し、ドロシー・ダルトン嬢を主役として作られた社界劇で、対手役は「クロンダイクのカーメン」「懐かしのケンタッキー(1919)」主演のエドワード・コクソン氏と、「覆面の呪」其他ユ社映画に出演したフィロ・マッカロー氏である。

ストーリー

或会社の出納係りジム・ボウエンの妻メエリーは美しい女として評判されて居た。酒場の持主で町の親分のジョン・ボーランドは、ジムの勤めて居る会社の社長パーリーの息子アランが、ジムの裏書ある詐欺の小切手を使用するのを発見した。何も知らぬジムは捕縛され、五年の禁錮を宣告される。メエリーは飽迄夫を信じて居る。そしてアランを疑う彼女は証拠を握らん為ボーランドの酒場の唄女と成る。子供の時から彼女を知って居たボーランドは、次第に彼女を恋し、遂には彼女をして、獄裡の夫と離婚させ、自分の妻と成さんと迄思って居た。一方アランも彼女の姿に牽き付けられて、一夜彼女の室へ泥酔して押入った。丁度その夜夫のジムは獄を破って我家へ帰って来たが、既に彼の家は警官に囲まれて逃れる事も出来なかった。その場へメエリーを救いに来たボーランドはアランに重傷を負わせられる。メエリーは自白を書かなければ警官へ渡すと脅して、アランから首尾よく自白書を得た。アランは警官に捕えられ、ジムはボーランドの力で無罪と成る。

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作品データ

原題
Quicksand
製作年
1918年
製作国
アメリカ
初公開日
1918年
製作会社
パヲマウント映画


[c]キネマ旬報社