離愁(1946):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
離愁(1946)
離愁(1946)
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離愁(1946)

1946年公開、戦争
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「凱旋門」のデイヴィッド・ルイスが製作にあたり、「月世界征服(1950)」アーヴィング・ピチェルが監督した女性メロドラマ1946年作品。グウェン・プリストウの原作小説を、「突然の恐怖」のレノア・コフィーが脚色、撮影はジョゼフ・A・ヴァレンタインが、音楽は「フェザー河の襲撃」のマックス・スタイナーが担当。主演は「マレー・ゲリラ戦」のクローデット・コルベール、「第3の男」のオースン・ウェルズ、「らせん階段(1946)」のジョージ・ブレントで、ルシル・ワトスン、リチャード・ロング、ナタリー・ウッド、ジョン・ウェングラフらが助演する。

ストーリー

第1次大戦が終った1918年、バルティモアに住むエリザベス(クローデット・コルベール)は、結婚生活1年で戦場に征った夫ジョン・マクドナルド(オースン・ウェルズ)の帰還を待ったが、彼女の許にもたらされたのはジョン失踪の報であった。夫は戦死したに違いないと思ったエリザベスは、自活の道を選び、ある化学会社に職を得た。この会社はチャールズとラリイ(ジョージ・ブレント)のハミルトン父子が経営しておりエリザベスの境遇に同情したラリイは、やがて彼女と恋におちた。その頃、エリザベスはジョンの子を生んだ。男の子でドリュウと名づけられたが、この子を抱えて彼女の生活はいよいよ苦しいものとなり、彼女はラリイとの結婚をのぞんだ。一方ジョンは、オーストリー人の医者にたすけられて足が不自由になったが九死に一生を得、自分の名を祕してひそかに生きのびていた。20年の歳月が流れて、ジョンはケースラーと名のってアメリカに帰って来ていた。彼は恩人の医師の娘マーガレットを養女としており、化学方面の専門家としてハミルトンの工場で働くめぐりあわせとなった。エリザベスはジョンと会っても彼が何者であるか気づかなかった。ジョンは、整形外科手術のためすっかり変貌しており、顎髯を生やして老いこんでいた。だがジョンは、エリザベスとラリイが結婚しており、ブライアンという子供まであることを知って驚いた。だが自分の面影を持つ長男ドリュウまでもラリイを真実の父と思い込んでいると知って、ジョンはあくまで自分の正体を祕すことにした。再び世界は戦雲に覆われ、ドリュウは航空隊を志願しようとした。エリザベスはジョンのときの苦い経験を考えてドリュウをとどめたが、ドリュウは家を飛びだしてしまった。ケースラーはエリザベスに、ドリュウの志願を祝福してやらなければならないとさとした。エリザベスは漸くケースラーをいぶかしく思いはじめた。数日後、ケースラーは、自分がジョンである唯一の証拠となる手紙を焼きすてた。それは、かつてエリザベスがジョンに宛てた手紙だった。そして間もなくケースラーは、真相を誰にも知らさぬままにこの世を去った。

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作品データ

原題
Tomorrow is Forever
製作年
1946年
製作国
アメリカ
配給
日本A・アーチスツ=映画配給
初公開日
1946年
製作会社
アライド・アーチスツ映画
ジャンル
戦争


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