リトル・プリンス:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
リトル・プリンス
リトル・プリンス
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リトル・プリンス

1981年公開
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イギリスの名門貴族である伯爵家に後継ぎとして指命された少年が思いやりにかける老伯爵に愛とまごころを呼び起こさせる姿を描く。製作はノーマン・ローズモント。監督は「スカイ・エース」のジャック・ゴールド。フランセス・ホジスン・バーネットの有名なファミリー小説「小公子」を基にブランチ・ハナリスが脚色。撮影はアーサー・イベットソン、音楽はアリン・ファーガソンが各各担当。出演はリッキー・シュローダー、アレック・ギネス、コニー・ブース、エリック、ポーター、コリン・ブレイクリー、カーメル・マクシャリーなど。

ストーリー

今年8歳になるセドリック少年(リッキー・シュローダー)は、ニューヨークのアスター通りに面したアパートで母のエロル夫人(コニー・ブース)と召使いメアリー(カーメル・マクシャリー)と暮らしていた。イギリス人の父親は数年前に亡くなっており生活は楽とはいえないがセドリックは明るくのびのびと育っていた。そんな彼のもとにある日ハビシャム(エリック・ポーター)と名のる弁護士が訪れた。彼はドリンコート伯爵(アレック・ギネス)の使いだった。ドリンコートには3人の息子がいたが、長男も次男も子がないまま世を去り、3男だけが子供に恵まれたのだった。そしてその3男こそがセドリックの父親、つまり、ドリンコートはセドリックの祖父にあたるのだった。彼は孫セドリックに家を継がせることを決意し迎えをよこしたのだった。しかし、アメリカ人嫌いのドリンコートは、アメリカ人女性であるエロル夫人を認めようとはせず彼女が同居することは認めなかった。セドリックの将来のために、彼のイギリス行きを承諾するエロル夫人。生活費にと伯爵がハビシャムに託した大金を、仲良しの食料品屋ホブス(コリン・ブレイクリー)のために使ったセドリックは、いつしか伯爵に敬愛の念を抱いていた。イギリスでも指折りの名門貴族であるドリンコートの邸はロンドン効外にある城のような立派な建て物だった。エロル夫人から、伯爵に尽くすように言われていたセドリックは、城についた翌日、初めて祖父に会った時、明るく素直に接した。そのやさしさに満ちた愛べるしい態度は、それまで城に満ちていた凍るような空気を一瞬にしてやわらげた。一方、城の近くでセドリックの幸福を祈りながら裁縫仕事をしているエロル夫人は、そのあい間をみて、貧しさと病に苦しむ村の人々の面倒をみていた。城では、今や、セドリックが伯爵の唯一の生きがいとなっていた。共に本を読み馬に乗り楽しい毎日を送っていた。やがて伯爵は小作人たちの住む長屋を改築し人々に感謝される。そんな頃、伯爵の次男の妻だという女が自分には息子がおりその子に家を継がせるべきだと言ってくるが、ひょんなことでニューヨークにいるホプスらによって、その女がにせ者であることがわかり、無事に終わる。そして雪の降るクリスマスの夜、大広間には村の人々や召使いも集まり、なごやかなパーティが開かれるのだった。

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作品データ

原題
Little Lord Fauntleroy
製作年
1981年
製作国
アメリカ
配給
東宝東和
初公開日
1981年
製作会社
ノーマン・ローズモント・プロ作品


[c]キネマ旬報社