黎明の丘(1937):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
黎明の丘(1937)
黎明の丘(1937)
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黎明の丘(1937)

1937年公開
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「浮気名女優」「クレオパトラ(1934)」のウォーレン・ウィリアムが主役を勤める映画で、フランク・R・アダムス原作、「家族一連隊」のドリス・マロイと「少年ドン・キホーテ」のドア・シャーリーとが協力脚色、「ハリウッド大通り」「撮影所の惨劇」のロバート・フローリーが監督に当たり、「ガルシアの伝令」のルドルフ・マテが撮影した。助演は「黒地獄」「テンプルの愛国者」のカレン・モーリー、「暁の爆撃機」のルイス・モートン、「山小屋の一夜」のジャッキー・モラン、「丘の一本松」のリチャード・カール、「永遠に愛せよ」のクリスチャン・ラップ、「少年ドン・キホーテ」のエスター・デール等の面々である。

ストーリー

医師フィリップ・ジョーンズは親友スティヴィンスの妻を殺した罪で訴えられた。しかし裁判の結果彼は無罪の宣告を受けた。けれどもスティヴィンスはあくまで彼を仇敵視して、妹のマーガレットと共に彼の社会的地位を奪わんと決心した。ジョーンズは二人のために勤めていた病院を追われ、行く先々に兄妹の魔手が延ばされた。ついに彼は一寒村オーチャード・フォークに逃れ、そこで老弁護士アボットと友達になり、彼の勤めで小さな医院を開き、しばらくは平和な生活が続いていた。だがスティヴンスの追求の手はなおもゆるまず、マーガレットが彼を追ってこの寒村へアボットを訪れた。アボットは彼女に彼が立派な紳士であることを説き、復讐する前に彼女自身がジョーンズに接して彼をよく見るように説得した。この言葉に従ってマーガレットは彼に接するにつれ次第に心を惹かれるようになった。彼女がジョーンズの往診の手伝いに行って帰宅に遅れたのを誤解した下宿の主婦はマーガレットを追い出してしまった。部屋を掃除している中に主婦はマーガレットの持っていたジョーンズの過去を書いた新聞の切り抜きを発見した。ちょうどその時、下宿の息子フレデイが重態だったのをジョーンズの手術でようやく命を取止めることが出来たのにもかかわらず、頑迷な主婦の誤解からついにフレデイは死んでしまった。主婦はマーガレットとジョーンズがフレデイを殺したと村中にふれ歩いた。少年の死とジョーンズの過去を知って怒った村人は、二人を捕らえて私刑にしようとしたが、弁護士アボットの巧妙な計いで村人の誤解もとけ、ジョーンズとマーガレットは幸福な生活を営むことになった。

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作品データ

原題
Outcast
製作年
1937年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1937年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社