ロールスロイスに銀の銃:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ロールスロイスに銀の銃
ロールスロイスに銀の銃
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ロールスロイスに銀の銃

1971年11月27日公開、コメディ
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ニューヨークのハーレムに活動する黒人刑事コンビと、そこの住民とのやりとりを綴ったブラック・コメディ。製作は「若い恋人たち」のサミュエル・ゴールドウィン・ジュニア、監督は「インディアン狩り」などの俳優オシー・デイヴィスの第一作、チェスター・ハイムズのシリーズ物小説をデイビスとアーノルド・パールが脚色、撮影はジェラルド・ハーシュフェルド、音楽はブロードウェイ・ミュージカル「ヘアー」の作曲者ガルト・マクダーモットなどがそれぞれ担当。出演は「白昼の死刑台」のレイモン・サン・ジャック、「大泥棒」のゴッドフリー・ケンブリッジ、「ジョアンナ」のカルヴィン・ロックハート、「華麗なる賭け」のジュディ・ペース。他にレッド・フォックス、エミリー・ヤンシー、J・D・キャノンなど。デラックスカラー、ビスタサイズ。1970年作品。

ストーリー

ディーク・オマリー教祖(カルヴィン・ロックハート)は自分の企画した“アフリカに帰ろう”運動に投資家を集めようと、ハーレムの真ん中で一大キャンペーンを展開した。ハーレム担当の刑事“棺桶”ジョンソン(レイモン・サン・ジャック)と“墓掘り”ジョーンズ(ゴッドフリー・ケンブリッジ)のコンビは、これをインチキ臭いと見張っていた。催しは大成功で、ハーレム住人の金がしこたま集まり、8万7千ドルも集まった。しかし、ディークが金を手に入れる前に、前科者のカルフーン(J・D・キャノン)が盗んでしまった。ハーレムの迷路を大追跡、刑事コンビが追いついたときにはみんな逃げ出した後だった。催しにケチなヘソクリを投資していたクズ屋のバド親爺(レッド・フォックス)は放り出され、荷造りをしてある綿を見つけ、ゴミ回収業者に売りつけた。ジョンソンとジョーズはディークの動きを知ろうと、彼の恋人アイリス(ジュディ・ペース)をつけ廻したが、色仕掛けにあって彼女を逃してしまう。当のディークはメイビル(エミリー・ヤンシー)とお楽しみ中、アイリスが飛び込んできて大騒ぎとなった。やがてディークとカルフーンがゴミ捨て場で綿を探しているという情報を掴み、刑事コンビはディークを捕まえるが、カルフーンを逃してしまう。続いてバド親爺のところへ行くと親爺も綿も無く、格闘と弾丸の跡があり、2人は親爺は殺られたものと推理する。一方、ディークが留置されたハーレム分署のまわりには、過激派の連中がディークの即時釈放を要求してデモを始めた。驚いた判事は暴動を恐れて釈放命令を出した。そして釈放された直後、ディークもアイリスもカルフーンに誘拐される。“アフリカに帰ろう”運動はディークとカルフーンが監獄で一緒だったときに、カルフーンが計画したものだった。綿のありかを言わないと2人とも殺すと脅かされ、アイリスはアポロ座の楽屋で見たと喋ってしまう。カルフーンは黒人に変装し、楽屋に忍び込んだ。一方、2人の刑事も密告者を雇ったり、鼻をきかせたりしてやってきた。脱出したディークも同じころ到着した。カルフーンは逮捕された。すべては失敗に終わったと悟ったディークは、舞台に飛び出て観客にすべてを話し、了解を求めた。観客の大部分がこのインチキ計画に投資していたからだ。しかし、綿の中に現金はなかった。暴動の気配を察知した2人の刑事は、マフィアの大親分のところへ相談にいった。暴動が起こればマフィアの活動は大打撃を受けるだろうから、8万7千ドルを綿の中にいれておく方が結局は得策だろうと言った。親分は納得した。では、消えた大金はドコへ? バド親爺は殺されていなかった。親爺はアフリカに渡り、綿花栽培場をもつ結構な生活を送っている。(ユナイト配給*1時間37分)

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作品データ

原題
Cotton Comes to Harlem
製作年
1970年
製作国
アメリカ
配給
ユナイト
初公開日
1971年11月27日
製作会社
サミュエル・ゴールドウィン・プロ作品
ジャンル
コメディ


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