ロンゲスト・ヤード(1974):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ロンゲスト・ヤード(1974)
ロンゲスト・ヤード(1974)
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ロンゲスト・ヤード(1974)

1975年5月17日公開、121分
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フットボール・チーム育成に異常な執念を燃やす刑務所長とプロ・フットボールの花形選手の戦いを描く。製作・原案は「ゴッドファーザー」のアルバート・S・ラディ、監督は「北国の帝王」のロバート・アルドリッチ、脚本は俳優キーナン・ウィンの息子のトレイシー・キーナン・ウィン、撮影はジョセフ・バイロック、音楽はフランク・デヴォール、編集はマイケル・ルチアーノが各々担当。出演はバート・レイノルズ、エディ・アルバート、エド・ローター、マイケル・コンラッド、ジム・ハンプトン、ハリー・シーザー、ジョン・スティードマンなど。日本語版監修は高瀬鎮夫。テクニカラー、ビスタサイズ。1974年作品。

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ストーリー

ポール・クルー(バート・レイノルズ)は、かつてプロ・フットボールの花形クォーターバックとしてならした男だが、今は金持ち女メリッサ・ゲインズのヒモとして自堕落な生活を送っている。ある日、ポールは彼女の高級スポーツカーを盗んだため、シトラス州立刑務所にぶち込まれてしまう。刑務所長のヘイゼン(エディ・アルバート)は、配下である看守たちのセミプロ・フットボール・チームを育てあげることに異常な執念を燃やしており、新入りの囚人名簿の中に、元プロの有名なポールの名を発見して早速彼に看守チームのコーチ役を命ずるが、ポールに断られたため、怒ったヘイゼンは懲罰として、ポールを黒人の大男グルンビン(ハリー・シーザー)と組ませ、沼地の重労働キャンプへ追いやってしまう。囚人達を直接監督する立場にあるナウアー看守長(エド・ローター)の汚いやり方に堪忍袋の緒を切らしたポールは、彼に殴りかかり、そのために独房に監禁された。ヘイゼン所長は独房から出す交換条件として再びフットボールの話を持ち出し、ついにポールは看守チームの練習台となる囚人チームの育成に同意する。ポールは囚人チームの結成にとりかかった。かつてニューヨークで活躍したプロ・フットボラー、ネイス・スカボロ(マイケル・コンラッド)、世話好きで顔が広い“世話役”(ジム・ハンプトン)の協力で、ショップ・スチュワード、スプーナー、ロトカ、サムソンといった面々が集められた。さらに刑務所の中でも確立していた人種差別の垣根を越えて二人の黒人マワービとマイソンがスカウトされ、チームの実力は一層充実したものになった。“ミーン・マーシン”(根性曲りのマーシン)というチーム名も決定した。だが、看守チームにも強豪ボグダンスキーを始め、ウォーキング・ボス、ラスムーゼンといった荒くれ者揃いで油断はできない。ナウアー看守長の汚い手口で“世話役”が殺されたが、ついに試合当日がやってきた。刑務所のグラウンドには、看守の家族や一般の町の人がつめかけ、針金が張りめぐらされた囚人席も満員になった。キックオフで試合が開始された。ボグダンスキーのものすごいダッシュで看守チームは着実に点を稼いだが囚人チームも執拗に喰いさがる。試合が予断を許さぬ状況のままハーフタイムの休憩にもつれこんだとき、ヘイゼン所長はポールを呼びつけ、この試合に負けることを強要した。試合が第三クオーターに入ってから、ポールの試合ぶりが投げやりになったことは誰の眼にも明らかだった。第四クオーターは、看守チームのリードでスタートした。ポールは再び血みどろの闘いの渦の中へとび込んだ。今や“ミーン・マシーン”だけが、ポールのすべてだ。冴えたポールのパスを受けとめたスカボロが、まずタッチダウン。囚人スタンドに喚声がどよめく。残る試合時間はあと数秒だ。ポールはワンヤード・ラインの上にあり、ここで“ミーン・マシーン”がタッチダウンをあげれば逆転優勝が成るのだ。ゴールまでの長い長い最後の1ヤード、ポールはセンターからのパスでポールを握り、防御にまわる看守チームの選手の上をジャンプしてタッチダウンを成しとげた。見事な逆転優勝だった。

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作品データ

原題
The Mean Machine
映倫区分
G
製作年
1974年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント映画=CIC
初公開日
1975年5月17日
上映時間
121分
製作会社
アルバート・S・ラディ・プロ映画

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