本編以外も見どころ満載！『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』ブルーレイ&DVD発売!!

『スター・ウォーズ／最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン監督が、アガサ・クリスティにオマージュを捧げた本格ミステリー『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』のブルーレイ&DVDが7月22日(水)リリース。「密室殺人」「全員容疑者」「天才探偵」というミステリーの王道要素に、独自のユーモアと社会的視点を織り交ぜた脚本は、第92回アカデミー賞脚本賞にノミネートされるほどの出来。ダニエル・クレイグ、クリス・エヴァンス、アナ・デ・アルマスら豪華俳優陣による火花散る騙し合い演技も見応え十分。今回発売されるブルーレイ&DVDで事件の伏線を確認したり、日本語吹替版を楽しんだり、特典で物語の裏側を深掘りしたりと、さまざまな楽しみ方ができる一作だ！ 改めて押さえておきたい本編の見どころに加え、舞台裏映像特典を紹介しよう。

アガサ・クリスティに敬意を表したライアン・ジョンソン監督

二転三転する犯人候補、崩れゆく完璧なアリバイ、被害者に隠された意外な秘密…。アガサ・クリスティのミステリー要素を採り入れたジョンソン監督の脚本を基に、名探偵と一族の緊張感あふれる駆け引きをサスペンスフルに活写する！

クセ者キャラクターを豪華俳優陣が熱演

『007』シリーズのダニエル・クレイグが推理力抜群の名探偵役で新境地を拓き、キャプテン・アメリカ役を卒業したクリス・エヴァンスが一家の放蕩息子を怪演。そのほか強烈キャラと見事にシンクロした豪華俳優陣が劇中で火花を散らす。

先読みできない巧みなストーリー・テリング

遺産の行方を気にする一族、故人の健康状態を知る専属看護師。“全員容疑者”という状況下、百戦錬磨のブランも大苦戦。ミステリーの真骨頂である先読み不能な展開がスリリングで、随所に見られる名作へのオマージュも楽しい。

物語の世界観にマッチした“刃の館”

ハーランの屋敷“刃の館”は、米ボストンに建つゴシック様式の豪邸で撮影。ミステリー作家らしく、その内部は迷宮さながらの秘密の通路があり、アンティークの不気味な置物が並ぶ。中でもビンテージの短剣コレクションは圧巻だ。

セルBD特典には撮影秘話が盛りだくさん

セルBDには3種の映像特典を収録。監督の音声解説も付いた未公開シーンは、ブノワ(クレイグ)が借金を背負ったウォルト(マイケル・シャノン)に罠を仕掛ける場面と、ジョニ(トニ・コレット)の化粧品会社のカタツムリ保湿液にまつわるシーンを収め、監督が「物語のテンポにそぐわなかった」とカットした理由を語っている。また、監督と製作のラム・バーグマンらスタッフと豪華キャスト陣の談話を収めたメイキング・インタビューでは「ダニエルを最初にキャスティングした」と監督。彼のおかげで共演陣が出演を決め、アルマスも「最高のパートナー」とべた褒めする。さらに不動産会社社長のリンダ(ジェイミー・リー・カーティス)が「家を買うのはもう恐くない！」と低い手数料をPRするなど、ジョニ、リンダ、ウォルトの3人が自身の会社を宣伝するユーモアたっぷりのフェイクCM集(DVDにも収録)も。

さらにブルーレイ&DVDに収録される日本語吹替版は、『007』シリーズに同様にダニエル・クレイグに声をあてた藤真秀やキャプテン・アメリカの声でお馴染みの中村悠一が引き続きクリス・エヴァンスの吹替を務めるなど、超豪華声優陣が参加している。ぜひブルーレイ&DVDで何度も楽しんでほしい。

文/坂田正樹