『今日俺』が首位キープ！『コンフィデンスマンJP』は初登場2位も前作超えを果たす

4連休の後半となった7月25・26日の週末映画動員ランキング。公開延期中の作品も徐々に封切られ、新作の奮闘が目立つ結果となった。

『コンフィデンスマンJP プリンセス編』が前作超えの数字で2位スタート

『今日から俺は!!劇場版』が2週連続1位に[c]2020「今日から俺は!!劇場版」製作委員会

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まず、栄えある1位に輝いたのは、2週連続で首位を守った『今日から俺は!!劇場版』。土日2日間で動員38万9000人、興収4億9600万円をあげ、累計では動員161万人、興収20億円を突破している。

前作超えの数字で『コンフィデンスマンJP プリンセス編』が2位スタート[c]2020「コンフィデンスマンJP」製作委員会

続く2位には、長澤まさみ主演の人気テレビドラマシリーズの劇場版第2弾『コンフィデンスマンJP プリンセス編』がランクイン。土日2日間で動員28万6000人、興収4億500万円をあげており、首位デビューを果たした前作の動員28万4000人、興収3億8600万円を超える数字となっている。公開初日から4日間の累計では動員64万8000人、興収9億1200万円を記録した。

『海底47m 古代マヤの死の迷宮』は9位スタート[c]THE FYZZ FACILITY FILM 11 LTD

このほか新作では、2017年から放映されている特撮テレビドラマ「ガールズ×戦士」シリーズの第3弾「ひみつ×戦士ファントミラージュ！」を映画化した『劇場版ひみつ×戦士ファントミラージュ！～映画になってちょーだいします～』が6位。海底遺跡に迷い込んだ美女グループが盲目のサメに襲われてしまう海洋パニックスリラー『海底47m 古代マヤの死の迷宮』が9位スタートを切っている。

スタジオジブリがリバイバルとして異例のヒットを記録

公開から約1か月にわたって上位を席巻してきたスタジオジブリ作品では、『もののけ姫』(97)が3位、『千と千尋の神隠し』(01)、『風の谷のナウシカ』(84)が5位と依然好調。ここまでの累計の動員と興収も発表され、『千と千尋の神隠し』が動員65万3000人、興収7億2000万円、『もののけ姫』が動員63万3000人、興収7億200万円、『風の谷のナウシカ』が動員53万8000人、興収6億円を記録。『ゲド戦記』(06)を加えた4作品では動員192万人、興収21億円を超えるなど、リバイバル上映としては異例のヒットとなっている。

ミニシアターランキング1位の『パブリック図書館の奇跡』上映劇場を急遽拡大

ミニシアターランキング2週連続首位の『パブリック図書館の奇跡』[c] EL CAMINO LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

ミニシアターランキングでは、『パブリック図書館の奇跡』が1位、『劇場』が2位、『ブリット＝マリーの幸せなひとりだち』が3位、『はちどり』が4位をキープし、初登場の『アルプススタンドのはしの方』が5位にランクインした。
寒さから逃れて図書館を占拠したホームレスと、彼らを排除しようとする警察、両者の板挟みに遭う図書館員の奮闘を描く『パブリック図書館の奇跡』に対し、「いままさに観るべき傑作」「年間ベスト級」と絶賛する口コミが続出。メイン館のヒューマントラストシネマ有楽町では、4連休中の計17回のうち14回が満席となり、25日(土)に公開スタートとなった札幌シアターキノでも満席が出る盛況ぶりで、東京に偏らない全国的なヒットになっている。この好調ぶりにあと押しされ、上映劇場も急遽追加。都内ではTOHOシネマズ日本橋、ヒューマントラストシネマ渋谷にて、7月31日(金)からの上映が決定した。

今週末の公開作品では、今年4月に逝去した大林宣彦監督の遺作『海辺の映画館－キネマの玉手箱』、ニコラス・ケイジ主演のSFスリラー『カラー・アウト・オブ・スペース遭遇』といった作品が登場する。動員ランキング、ミニシアターランキングにどうくい込んでいくか注目したい。

文/トライワークス

以下は、1～10位までのランキング(7月25・26日)
1位　今日から俺は!!劇場版
2位　コンフィデンスマンJP プリンセス編
3位　もののけ姫
4位　千と千尋の神隠し
5位　風の谷のナウシカ
6位　劇場版ひみつ×戦士ファントミラージュ！～映画になってちょーだいします～
7位　私がモテてどうすんだ
8位　透明人間
9位　海底47m 古代マヤの死の迷宮
10位　ステップ
※興行通信社調べ