のんは竜田揚げに初挑戦、斎藤工は“壁の傷”と会話…?ユニークなステイホーム術を明かす|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
のんは竜田揚げに初挑戦、斎藤工は“壁の傷”と会話…?ユニークなステイホーム術を明かす

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のんは竜田揚げに初挑戦、斎藤工は“壁の傷”と会話…?ユニークなステイホーム術を明かす

『8日で死んだ怪獣の12日の物語』劇場版の公開直前イベントが開催
『8日で死んだ怪獣の12日の物語』劇場版の公開直前イベントが開催

YouTubeにて配信された『8日で死んだ怪獣の12日の物語』の劇場版が7月31日(金)から公開されることを記念して、7月28日にスペースFS汐留にて公開直前イベントが開催され、斎藤工、のん、武井壮、穂志もえか、樋口真嗣、岩井俊二監督が出席。メンバーは、全編ほぼリモートで撮影したという本作と、コロナ禍での“独特”な過ごし方などについてトークセッションを行った。

のんは、自粛期間中、竜田揚げにチャレンジ!
のんは、自粛期間中、竜田揚げにチャレンジ!

本作は、樋口真嗣らがSNS上で実施した「カプセル怪獣計画」の番外編となる作品で、『ラストレター』(20)の岩井俊二が脚本・監督・造形を務め、豪華キャストが出演。通販サイトで“コロナと戦ってくれる”というカプセル怪獣を買ったサトウタクミ役を斎藤工が演じる。また、のんは、通販で宇宙人を買ったという後輩の丸戸のん役を、武井壮は、コロナの影響で無職になった先輩のオカモトソウ役を演じる。

斎藤工はステイホーム中「木目や壁の傷と話したりしていた」とコメント
斎藤工はステイホーム中「木目や壁の傷と話したりしていた」とコメント

イベントでは、コロナ禍の自粛期間中にどう過ごしていたかという話になり、武井が「負けてたまるかと思い、能力を高めていた。トレーニングしまくっていたら体重が5キロ落ちて体も仕上がってきた」とニヤリ。これに対し、斎藤が「僕は武井さんのYouTubeやインスタグラムとかを見ていたので、とてもエネルギーをいただいていました。木目や壁の傷と話したりしていたので…」とつぶやくと、「声に出してしゃべってたんですか?」と、のん。記者席からは笑いが漏れたが、斎藤はポーカーフェイスのまま「ケースバイケースで。どっちもできるんで」と、ユニークなステイホーム術を明かした。

一方、のんは「毎日自炊をして。竜田揚げに初めて挑戦して、1回目に生焼けになっちゃって。2回目は生焼けを恐れ過ぎて、黒焦げになっちゃって。で、計5回やったんですけど4回分は黒焦げになったやつしか食べれていないので、次また美味しいのを…。あと、おうちで見るライブというのを企画して、生配信で見てもらうというのをやってます」とコメント。樋口は、お菓子作りにハマったそうで「ものを作って喜ばれるというのは映画作りと変わらないのかな」と意外な一面を垣間見せていた。

本作への出演オファーについては、「自粛中にオファーをいただけると思っていなかったからすごく嬉しくて。この状況下でもアイデアとパワーがあれば映画を作ることができるんだと感動しました。岩井組に初めて参加させていただいたんですが、映画の生命力をすごく感じさせていただいて。心にグーッと響いてくるメッセージが込められています」と、のん。

斎藤は「コロナがなかったらこのメンバーで映画を作ること自体なかったと思う。失うだけじゃなく、作品も生まれるという実態がある。心の薬である芸術を楽しむことすらも憚られているなかですが、速度感を持って、ウイルスと対峙する手段というのは、SNSやYouTubeなど自発的に発信することができるオンラインだと思っている。この作品では、のんさんのセリフが突き刺さってくるんですけど。ハッとするような後味を突き付けてくる作品になっていると思う」と作品の魅力についても語っていた。

取材・文/平井あゆみ

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