歴史の裏側で躍動する“キングスマン”誕生譚、マシュー・ボーン監督「作りたくてムズムズしていた」|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
歴史の裏側で躍動する“キングスマン”誕生譚、マシュー・ボーン監督「作りたくてムズムズしていた」

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歴史の裏側で躍動する“キングスマン”誕生譚、マシュー・ボーン監督「作りたくてムズムズしていた」

『英国王のスピーチ』(10)のコリン・ファースと『ロケットマン』(19)のタロン・エガートンが共演し、全世界累計興収8億ドルを突破する大ヒットを記録した過激スパイ・アクションシリーズ「キングスマン」。その最新作にして、“キングスマン”誕生の秘密が明かされる『キングスマン:ファースト・エージェント』が9月25日(金)に日本公開される。このたび、本作への想いを語るマシュー・ボーン監督のコメントが到着した。

どの国にも属さないスパイ機関はどのように生まれたのか…?
どの国にも属さないスパイ機関はどのように生まれたのか…?[c] 2020 20th Century Studios. All Rights Reserved.

シリーズ第1作『キングスマン』(14)では、新人エージェント試験に合格したエグジーと、“キングスマン”のエースエージェントであるハリーが、狂気に満ちた大富豪ヴァレンタインの人類抹殺計画を阻止するために躍動。しかしそのミッションの最中で、ハリーは命を落としてしまう。つづく『キングスマン:ゴールデン・サークル』(17)では、死んだはずのハリーがまさかの復活。すっかり成長したエグジーとともに、アメリカの同盟スパイ組織“ステイツマン”の協力を得ながら世界最大の麻薬密売組織の陰謀阻止に乗り出し、激しい死闘を繰り広げた。

そして最新作となる本作で描かれるのは“キングスマン”が誕生する1914年。英国貴族のオックスフォードと、その息子であるコンラッドは、戦争を密かに操る闇の狂団に立ち向かい“世界大戦を食い止める”というミッションに挑んでいく。オックスフォード役にはレイフ・ファインズ、コンラッド役にはハリス・ディキンソンと、キャストは一新されたとはいえ、すでに公開されている予告映像ではキレッキレでスタイリッシュなアクションや、ギミック満載のガジェットの数々が登場するなど、本シリーズならではの魅力的な要素が満載に詰め込まれていることがわかる。

『キングスマン:ファースト・エージェント』は9月25日(金)公開
『キングスマン:ファースト・エージェント』は9月25日(金)公開[c] 2020 20th Century Studios. All Rights Reserved.

シリーズを通してメガホンをとり続けてきたボーン監督は本作について「僕は作りたくてムズムズしていたんだ…。監督にしろ、ほかのアーティストにしろ、容易に何度も同じことを繰り返したりせずに、限界を押し広げようと努力することは大切だと思っているよ」と、“キングスマン”の誕生譚を描く上での想いを明かす。またヴォーンとともに脚本を務めたカール・ガイダシェクは「歴史上で起きたすべてのことを尊重するようにした。でも史実の裏側の誰も見ていないところでは、キングスマンがこんなことをしていたかもしれないという発想を駆使して書き上げたんだ」と、新たな挑戦へのこだわりを語った。

はたして、どの国にも属さない世界最強のスパイ組織“キングスマン”はなぜ生まれたのか?なぜ人々は彼らを必要としたのか…?前2作を凌駕する壮大なスケールと超過激なアクションで描きだされる“キングスマン”の知られざる物語を、是非とも映画館の大スクリーンで目撃してほしい!

文/久保田 和馬

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