上映中も空気はどんどん入れ替わる!映画館の換気を”見える化”した実験動画が公開|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
上映中も空気はどんどん入れ替わる!映画館の換気を”見える化”した実験動画が公開

映画ニュース

上映中も空気はどんどん入れ替わる!映画館の換気を”見える化”した実験動画が公開

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、映画館がいま”3密”を避けるためにどのような取り組みをおこなっているのか?そのなかでも”密閉”を避けるための換気対策を可視化した実証実験の映像が、全国興行生活衛生同業組合連合会(全興連)によって7月31日に公開された。

動画では、映画館の排気システムについても解説する
動画では、映画館の排気システムについても解説する

映画館では現在、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」にて示されたガイドラインに基づき全興連が策定した業界独自のガイドラインに従い、各劇場にて衛生管理、従業員の健康管理、来館者の体温や体調の確認など感染防止策を実施している。

しかし、映画館に対するアンケート調査によると、”映画館が危ないと感じる理由”に換気に対する疑念が多く挙げられているという。その不安を取り除き、”映画館は密閉空間ではない”ことをわかりやすく伝えるため、専門家の指導の下、映画館内での空気の流れを可視化する今回の実験がおこなわれた。

【写真を見る】映画鑑賞時の空気の流れを”見える化”した実験を実施
【写真を見る】映画鑑賞時の空気の流れを”見える化”した実験を実施

実験では客席数352席のスクリーン内に充満させたスモークが完全に消えるまで何分要するかを検証。充満したスモークは徐々にスクリーン下の排気口から排出され、実験開始から20分後にスモークはほぼ消えて、新しい空気に入れ替わった。この結果から映画館内がしっかり換気されていることがわかるはずだ。

新型コロナウイルス感染状況の先行きはまだまだ見えないものの、映画界は”安全”を最優先に徹底した感染防止策に努め、これからも映画文化の灯を守り続けていく。こうした取り組みを理解したうえで、この夏はぜひ映画館へ足を運んでもらいたい。

文/トライワークス

作品情報へ